「久しぶりに親と出かけたら、少し歩いただけで疲れていた」
「以前より歩ける距離が短くなった」
このような変化に、「このまま歩けなくなるのでは?」と心配している方もいるでしょう。
高齢の親がすぐ疲れて歩けない原因は、加齢だけとは限りません。
足腰の筋力低下やフレイル、低栄養、膝や腰の痛み、病気などが隠れている場合もあります。
この記事では、親が歩くとすぐ疲れる原因や受診の目安、家族ができることを解説します。
親御さんの体力や体調に合った運動習慣を考える参考にしてください。

高齢者の「歩けない」には、まったく歩けない状態だけでなく、歩く速度が遅くなったり、長い距離を歩けなくなったりする状態も含まれます。
親御さんに次のような変化が見られたら、体力や歩く力が低下しているサインかもしれません。
一緒に歩くと遅れる、歩幅が小さくなった、横断歩道を渡りきるのに時間がかかるといった変化はありませんか。
歩く速度の低下には、足腰の筋力やバランス能力、心肺機能などの衰えが関係している可能性があります。
以前は問題なく歩けていた距離でも、途中で座ったり、何度も休んだりする場合は、体力が低下している可能性があります。
ただし、歩くと足に痛みやしびれが出て、休むと楽になる場合は、腰や血管の病気が関係していることもあります。
階段を使わなくなった、椅子から立つときに手をつくようになったなどの変化も、足腰が弱っているサインのひとつです。
こうした動作には太ももやお尻などの筋肉を使うため、筋力が低下すると負担を感じやすくなります。
「歩くと疲れるから」と買い物や散歩に出なくなると、足を動かす機会がさらに減ってしまいます。
動かないことで筋力や体力が落ち、以前より疲れやすくなるという悪循環につながることもあります。
外出を無理に勧めるのではなく、まずは疲れる理由や痛みの有無を確認することが大切です。
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高齢者が歩くとすぐ疲れる原因は、筋力の低下だけではありません。
体の痛みや病気、食事、気持ちの変化など、複数の要因が重なっている場合もあります。
歩く動作には、太ももやお尻、ふくらはぎなど、さまざまな筋肉が使われます。
加齢や運動不足によって足腰の筋力が低下すると、体を支え、前へ進めるために、これまで以上の力が必要になります。
そのため、短い距離でも疲れやすくなることがあります。
フレイルとは、健康な状態と介護が必要な状態の中間にあたる、心身が弱り始めた状態です。
代表的な変化として、疲れやすさや歩行速度の低下、筋力低下、活動量の減少、体重減少などがあります。
親御さんに複数の変化が見られる場合は、フレイルが進み始めている可能性も考えられます。
▶フレイルについては、以下の記事でより詳しくお話ししています。
外出や運動の機会が減ると、歩くために必要な筋力や体力も徐々に低下します。
「歩くと疲れるから外出しない」という日が続くと、さらに足腰が弱り、以前より疲れやすくなるという悪循環に陥ることもあります。
高齢になると食欲が落ち、食事量が少なくなることがあります。
とくに筋肉の材料となるたんぱく質や、体を動かすためのエネルギーが不足すると、筋力や体力の低下につながります。
最近食が細くなった、体重が減ったという場合は注意が必要です。
膝や腰、股関節などに痛みがあると、無意識に患部をかばいながら歩くため、体に余計な負担がかかります。
また、歩くと足に痛みやしびれが現れ、休むと楽になる場合は、腰部脊柱管狭窄症や血流の問題などが関係している可能性もあります。
痛みやしびれを我慢して歩かせず、医療機関へ相談しましょう。
少し歩いただけで息切れや動悸がする、強いだるさを感じる場合は、心臓や肺の病気、貧血などが隠れている可能性もあります。
「年齢のせい」「運動不足だから」と決めつけず、以前との違いやほかの症状も確認することが大切です。
転倒への恐怖や気分の落ち込みにより、外出を避けるようになる高齢者もいます。
外へ出る機会が減ると、人との交流や体を動かす時間も少なくなります。
無理に連れ出すのではなく、外出したくない理由や不安に感じていることを、まずはゆっくり聞いてみましょう。

親御さんに次のような変化が見られる場合は、病気やケガが隠れている可能性があります。
無理に歩かせたり運動を勧めたりせず、医療機関へ相談しましょう。
昨日まで歩けていたのに急に立てなくなった場合は、脳や神経、骨や関節などの異常が考えられます。
早急に医療機関を受診しましょう。
片側の手足のまひや、ろれつが回らないなどの症状は、脳卒中の可能性があります。
すぐに119番へ連絡してください。
胸の痛みや強い息苦しさ、冷や汗などがある場合は、心臓や肺の病気が疑われます。
ためらわず119番へ連絡しましょう。
歩くたびに強い痛みやしびれが現れる場合は、腰の神経や足の血流に問題がある可能性があります。
無理に歩かず、早めに受診しましょう。
転倒後に強い痛みがある、足に体重をかけられない場合は、骨折している可能性があります。
本人を無理に動かさず、医療機関へ相談してください。
食欲の低下や意図しない体重減少は、低栄養や病気のサインかもしれません。
疲れやすさも続いている場合は、かかりつけ医へ相談しましょう。
緊急性の高い症状がなくても、以前より歩ける距離が短くなった場合は、親御さんの変化を確認しておきましょう。
☑️ いつから疲れやすくなったか
☑️ 痛み・しびれ・息切れはないか
☑️ 食事量や体重が減っていないか
☑️ 家の中でも動かなくなっていないか
☑️ 転倒やつまずきが増えていないか
気になる変化が複数ある場合や、症状が続いている場合は、かかりつけ医に相談しましょう。
いつから、どのような場面で症状が現れるのかをメモしておくと、受診時に伝えやすくなります。

親御さんの歩く力を保つには、無理に運動させるのではなく、体調に合わせて生活習慣を整えることが大切です。
家族ができることを5つ紹介します。
疲れやすさや歩きにくさには、病気や痛みが関係している場合があります。
運動を始める前にかかりつけ医へ相談し、体の状態を確認しましょう。
食事量の減少や睡眠不足、水分不足は、体力の低下や疲れやすさにつながります。
食事内容だけでなく、日々の睡眠や水分摂取の状況も確認しましょう。
歩くのがつらい親御さんに外出を強く勧めると、負担や不安が大きくなることがあります。
まずは疲れる理由や、痛み・転倒への不安がないかを聞いてみましょう。
長い距離を一度に歩かせず、体調を見ながら短い距離から始めます。
途中で休める場所を選び、疲れる前に休憩を取りましょう。
運動のために特別な時間を設けなくても、日常生活の中で足を動かす機会はつくれます。
座ったままの軽い運動など、無理なく続けられる方法から始めましょう。

歩くとすぐ疲れる親御さんに、無理にウォーキングを勧める必要はありません。
外を歩くのがつらい場合は、座ったまま足を動かすことから始めてみましょう。
運動というと、ウォーキングや筋力トレーニングを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、大切なのは激しい運動をすることではなく、今の体力に合った方法で、足を動かす時間を少しずつ増やすことです。
椅子に座ったままできる運動なら、立って行う運動に不安がある方も取り入れやすくなります。
「あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)」は、椅子に座ったまま、自分のペースで足を動かせる運動器具です。
テレビを見ながらでも使えるため、運動のために外出したり、特別な時間をつくったりする必要がありません。
天候にも左右されず、毎日の生活の中で自然と足を動かす時間を増やせます。
「運動しなければ」と頑張るのではなく、いつもの暮らしの中で、無理なく続けられる運動習慣を取り入れたい親御さんにおすすめです。

高齢の親が歩くとすぐ疲れる原因は、足腰の筋力低下だけでなく、フレイルや低栄養、体の痛み、病気などさまざまです。
急に歩けなくなった場合や、強い痛み・しびれ・息苦しさなどがある場合は、「年齢のせい」と決めつけず、早めに医療機関へ相談しましょう。
大切なのは、親御さんを無理に歩かせることではありません。
今の体力や気持ちに合った方法で、足を動かす時間を少しずつ増やすことです。
外を歩くのがつらい場合は、「あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)」のように、座ったまま続けられる運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
毎日の暮らしに溶け込む小さな運動習慣が、歩く力を守る一歩になります。
あしふみ健幸ライフは、座ったままで歩行運動ができる
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