「最近、歩くとすぐに疲れる」
「ちょっとした段差でもつまずきやすくなった」
「姿勢が前かがみになってきた」
そんな変化を感じていませんか?
年齢を重ねると、誰もが筋力の低下を実感します。
「このままでは歩けなくなってしまうのでは?」と不安を抱える方も多いでしょう。
でも安心してください。
筋肉は何歳からでも鍛え直すことができます。
90歳からでも筋肉をつけられることが、医学的にも証明されています。
この記事では、
を分かりやすく解説します。
記事を読んで、今からでもできる自分に合う方法を見つけてくださいね。
「もう歳だから筋肉はつかない」と思っていませんか?
実はこれは誤解です。
筋肉は何歳になっても鍛えれば成長することが分かっています。
東京大学の研究では、90歳の高齢者でも筋力トレーニングを行えば筋肉が増えることが実証されています。
加齢により筋肉量は減少しますが、筋繊維そのものは生涯を通じて刺激に反応する力を持っています。
つまり「鍛えれば増える」という原則は若い人と同じなのです。
高齢者が筋肉をつけることには、以下のような大きなメリットがあります。
▶高齢者の姿勢改善については、以下の記事でもくわしくお話ししています。
まずは、高齢者でもできる筋トレ法からご紹介します。
自宅で気軽にできるものを厳選しました。
安全におこなうために、以下の点にご注意ください。
▶足や股関節に痛みがあって運動が難しいと感じるかたの運動方法については、以下の記事でもご紹介しています。
やり方:
1.イスに浅く腰掛ける
2.両足を肩幅に開く
3.手はイスの座面や膝に軽く添えてOK
4.息を吐きながら立ち上がる
5.息を吸いながらゆっくり腰を下ろす
ポイント:
・反動を使わず、ゆっくり動く
・膝がつま先より前に出ないよう注意
・立ち上がるのが難しい場合は「半分立ち上がる」だけでも効果あり
回数の目安:
5〜10回 × 1〜2セット(週3〜4回)
やり方:
1.イスや壁に手を添えて安定させる
2.かかとを上げてつま先立ちになる
3.ゆっくりかかとを下ろす
ポイント:
・ふくらはぎを意識して動かす
・バランスが不安な場合は両手で支えてOK
・動作は「ゆっくり」が基本
回数の目安:
10〜15回 × 2セット(毎日でもOK)
やり方:
1.イスに浅く腰掛ける
2.片足をゆっくり持ち上げる(太ももを床と水平まで上げなくてもOK)
3.下ろして反対側も同じように行う
ポイント:
・背筋を伸ばして姿勢を正す
・股関節を無理に上げすぎない
・痛みがある場合は低い高さで行う
回数の目安:
左右各5〜10回 × 1〜2セット
やり方:
1.壁に向かって立ち、肩の高さで両手をつく
2.ゆっくり肘を曲げて体を壁に近づける
3.息を吐きながら元の位置に戻る
ポイント:
・腰を反らさず、体はまっすぐ保つ
・手の位置は肩幅より少し広めがやりやすい
・動作はゆっくりコントロールする
回数の目安:
5〜10回 × 1〜2セット
やり方:
【つま先歩き】両足ともにかかとを上げて、つま先だけを軸にして歩く
【かかと歩き】両足ともにつま先を浮かせ、かかとだけを軸にして歩く
ポイント:
・廊下や壁際など、支えのある場所で行う
・ふらつく場合はイスや手すりを使う
・ゆっくりでOK
回数の目安:
つま先歩きとかかと歩きを、各10歩ずつ(毎日)
筋トレ以外で高齢者が筋肉をつけるには、生活習慣の見直しも大切です。
以下の3つの視点から、解説します。
筋肉はタンパク質から作られます。
魚・肉・卵・豆腐・納豆などを毎食に少しずつ取るように意識しましょう。
食欲が落ちている人はプロテインや牛乳で補助するのもよいでしょう。
その他、筋肉をつくるのに重要な栄養素は骨を作るのに必要なビタミンDとカルシウム。
筋肉と骨はセットだからです。
骨が弱ると転倒リスクが上がります。
きのこ類・魚・乳製品・小魚がおすすめです。
筋肉は運動している最中に成長するのではなく、休んでいるときに修復・強化されることで育ちます。
とくに睡眠中には成長ホルモンが分泌され、筋肉や骨の回復を助けてくれます。
高齢になると「夜中に目が覚めてしまう」「長時間眠れない」といった悩みを持つ方も多いので、無理に長く眠ろうとせず、昼寝や横になって体を休めるだけでもOKです。
また、眠る前はテレビやスマホを控えて、ぬるめのお風呂や軽いストレッチで体をリラックスさせると、より深い眠りにつながります。
日常の、小さな積み重ねが「筋肉貯金」になります。
たとえば、以下のような習慣を意識して取り入れてみましょう。
高血圧・糖尿病・心臓病・関節の疾患などをお持ちの方は、自己判断で運動を始めると体に負担をかけてしまう可能性があります。
まずはかかりつけ医に相談し、自分に合った運動強度や注意点を確認してから取り組むと安心です。
とくに股関節や膝に痛みがある場合は、動作を工夫したり器具を使ったりすることで安全に続けられます。
▶変形性股関節症のかたの運動法は以下の記事でくわしくお話ししています。
若いころのように「一気に頑張ろう」とすると、筋肉や関節を痛める原因になります。
大切なのは「少し楽にできる」くらいの運動から始めて、徐々に回数や時間を増やすことです。
たとえばスクワットなら「立ち上がるだけ」「半分腰を浮かせるだけ」でも効果があります。
無理をせず、ゆっくり負荷を上げていくことが安全に筋肉をつけるコツです。
▶高齢のかたでもラクに運動できるグッズについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
筋肉は1日でつくものではなく、コツコツ積み重ねることで少しずつ変化が出てくるもの。
週に数回でもよいので、習慣にすることが大切です。
テレビを見ながら、読書をしながら運動する「ながら運動」など、日常の中に運動を組み込むと長続きしやすいでしょう。
また、やる気が出ない日や体調が優れない日は、無理せず休んでも問題ありません。
休養も筋肉づくりの一部と考えて、細く長く続けることが将来の健康につながります。
高齢のかたの筋トレで大切なのは、無理なく、安全に、そして毎日続けられる方法を取り入れること。
それはわかっていても、
「運動を習慣にするのは大変…」「膝や股関節が痛くて思うように動けない…」
などの悩みを抱える方も少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、座ったまま足踏み運動ができる「あしふみ健幸ライフ」です。
高齢のかたの「運動が続けられない」お悩みにとことん寄り添い開発しました。
これらの理由から、運動の習慣化が楽しくなります。
「自分の足でいつまでも元気に歩きたい」「姿勢を良くしたい」「転倒を予防したい」
そんな願いを叶える第一歩として、ぜひ「あしふみ健幸ライフ」を日常に取り入れてみてください。
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