手術後は、入院や安静によって以前より足の筋力が落ちたと感じることがあります。
「歩くと疲れやすくなった」「立ち上がるときに力が入りにくい」など、退院後の生活で変化に気づく方もいるでしょう。
足の筋力を取り戻すためには、無理のない範囲で少しずつ体を動かしていくことが大切です。
この記事では、手術後に足の筋力が落ちる理由や、自宅で取り組みやすい運動、注意点について解説します。
※手術後にできる運動や開始時期は、手術の種類や回復状況によって異なります。
実際に運動を始める際は、必ず主治医や理学療法士の指示に従ってください。

手術後は、入院中の安静や活動量の低下などによって足を使う機会が減ります。
ここでは、筋力が落ちやすくなる主な理由を見ていきましょう。
手術後は、傷口の回復や体調の安定を優先するため、手術前より活動量が減りやすくなります。
ベッドで過ごす時間が長くなったり、歩く距離が短くなったりすると、足の筋肉を使う機会も減少します。
特に高齢者は、加齢によって筋肉量が減りやすいため、入院中の活動量低下による影響を受けやすい傾向があります。
手術後は、痛みや「動かして大丈夫だろうか」という不安から、手術した側の足をかばうことがあります。
その状態が続くと、手術した側の筋肉を使う機会がさらに減り、筋力低下につながることがあります。
無理に動かさず、医師や理学療法士の指示に従って少しずつ動かすことが基本です。
年齢を重ねると、筋肉量や筋力は徐々に低下します。
そこへ手術や入院による活動量の低下が重なると、立ち上がりや歩行などの日常動作にも影響が出やすくなります。
退院後も焦らず、体の状態に合わせて少しずつ活動量を増やしていきましょう。

まずは、手術後に足の筋力をつける3つのメリットを見ていきましょう。
太ももやお尻、ふくらはぎの筋肉は、立ったり歩いたりするときに使われます。
筋力が低下すると、椅子から立ち上がりにくくなったり、少し歩くだけで疲れたりすることも。
足の筋力を少しずつ取り戻すことで、立ち上がりや歩行などの日常動作も行いやすくなります。
足の筋力が低下すると、ふらついたときに踏ん張りにくくなります。
特に退院直後は、手術前より体力やバランス能力が低下していることもあり、注意が必要です。
無理のない範囲で足を動かし、歩行や姿勢を支える筋力を保つことが転倒予防にもつながります。
足の筋力は、買い物や家事、外出など、さまざまな日常生活に欠かせません。
退院後に歩けるようになっても、長い距離を歩いたり階段を上ったりすると、以前より疲れやすく感じることがあります。
運動を継続して筋力や体力を少しずつ取り戻すことで、手術前の生活にも戻りやすくなるでしょう。
手術後は、体の状態に合わせて無理のない運動から始めることが大切です。
ここでは、自宅で取り組みやすい運動を5つ紹介します。
足首を動かす運動は、ベッドや椅子に座ったままでも取り組みやすい方法です。

やり方:
回数:
10回程度を目安に、無理のない範囲で行います。
足首や足に手術を受けた場合は、動かしてよい範囲を医師や理学療法士に確認してください。
太ももの前側にある筋肉を使う運動です。立ち上がりや歩行に必要な筋力を保つのにも役立ちます。

やり方:
回数:
左右それぞれ5〜10回程度を目安に行います。
反動をつけず、痛みが出ない範囲でゆっくり動かすのがポイントです。
立ち座りは、太ももやお尻など、日常動作に必要な足の筋肉をまとめて使える運動です。

やり方:
回数:
5〜10回程度を目安に、体調に合わせて行います。
ふらつきがある場合や、足に十分な体重をかけられない時期は無理に行わないでください。
かかと上げは、歩くときに使うふくらはぎの筋肉を鍛える運動です。

やり方:
回数:
5〜10回程度を目安に行います。
転倒を防ぐため、必ずつかまれるものがある場所で行ってください。
立って行う運動に不安がある方は、椅子に座った状態で足を動かす方法もあります。

やり方:
回数:
左右それぞれ10回程度を目安に行います。
手術部位によっては、足を持ち上げる動作が適さない場合もあります。
医師や理学療法士から許可された範囲で取り入れましょう。
手術後に運動を始める時期は、手術の種類や部位、回復状態によって異なります。
自己判断で始めず、医師や理学療法士の指示に従いましょう。
手術後のリハビリは、早い段階から始める場合もあれば、一定期間安静が必要なケースもあります。
また、同じ足の手術でも、骨や関節、靱帯など手術した部位によって、足に体重をかけてよい時期や動かせる範囲は異なります。
そのため、「術後○日から運動できる」と一律に考えないようにしましょう。
退院後に運動を始める前に、どの程度まで足を動かしてよいか確認しておきましょう。
特に、足にどのくらい体重をかけてよいか、避けるべき動作はあるか、自宅でできる運動は何かを聞いておくと安心です。
許可された範囲から始め、痛みや体調を見ながら少しずつ運動量を増やしていきましょう。

手術後の運動では、早く筋力を戻そうと無理をしないようにしましょう。
安全に続けるために、次の5つのポイントを意識しましょう。
運動中に強い痛みが出た場合は、そのまま続けず中止しましょう。
「少しくらいなら大丈夫」と無理をすると、かえって回復を妨げる可能性があります。
痛みが続くときは、医師や理学療法士に相談してください。
筋力を早く戻したいからといって、最初から多くの回数をこなす必要はありません。
少ない回数から始め、体調や疲れ具合を見ながら徐々に増やしていくのが基本です。
手術後は、足にかけてよい体重が制限されている場合があります。
自己判断で体重をかけると、手術した部位に負担がかかることも。
荷重制限がある場合は、必ず指示された範囲を守りましょう。
手術後は左右の足で筋力に差が出ることもあり、立って行う運動ではふらつきや転倒に注意が必要です。
安定した椅子や手すりにつかまれる場所を選び、床に物を置かないなど周囲の環境も整えておきましょう。
筋力をつけるためには、一度にたくさん運動するよりも、無理のない範囲で継続することがポイントです。
ただし、強い疲れやめまい、息苦しさなどを感じる日は無理をせず、体調の回復を優先しましょう。
手術後に足の筋力を取り戻すには、一度に頑張るよりも無理なく運動を続けることがポイントです。
リハビリ後も、自宅で続けやすい運動を日常生活に取り入れていきましょう。
退院後は、通院でのリハビリに加えて、自宅で足を動かす習慣をつくることも意識したいところです。
とはいえ、毎日外を歩いたり、本格的な筋力トレーニングを続けたりするのが難しい方もいるかと思います。
そのような場合は、椅子に座ったままできる運動も選択肢のひとつです。
転倒に不安がある方でも、座ってできる運動なら体の状態に合わせて取り入れやすいでしょう。
運動を続けるには、特別な時間を設けるより、普段の生活に組み込むほうが取り組みやすくなります。
たとえばテレビを見ながら足を動かせれば、「運動しなければ」と構えすぎずに取り組めます。
短い時間から始め、無理のない範囲で続けることが、手術後の運動習慣をつくるポイントです。

「あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)」は、椅子に座ったままラクに足を動かせる足踏み運動器具です。
電源を使わず、わずかな力でも足踏みができるので、自宅での運動にも取り入れやすいのが特徴です。
テレビや読書を楽しみながら使えるため、毎日の運動習慣にもつなげやすいでしょう。
立って行う運動にまだ不安がある方や、リハビリ後も自宅で足を動かす習慣を続けたい方にも活用されています。
ただし、手術した部位や回復状態によって適した運動は異なります。
手術後に使用する場合は、あらかじめ医師や理学療法士に確認してください。
実際に、人工膝関節や人工股関節などの手術後に、『あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)』を自宅での運動に取り入れている方もいます。

デイサービスでリハビリを受けている母にプレゼントしました。あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)を使い始めてから、表情もよく、楽しく続けています。

脊柱管狭窄症の手術後、歩行のリハビリとして使用。外で歩くには介助者がいないと不安ですが、あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)を使えば、一人で足の運動ができます。無理な力を入れることもなくできるのがよいです。

82歳ですが、最近両足の股関節置き換え手術をしています。朝、昼、晩の食後に10分ずつあしふみ健幸ライフを使っています。いつでも使えて邪魔になりません。昨日は手術以来、行けていなかった場所に行けて、5,000歩歩くことができました。次の目標は、杖を使わずに歩くことです。
手術後に足の筋力をつけるには、あせって負荷の高い運動をするより、自分の体に合った運動を無理なく続けることがポイントです。
医師や理学療法士の指示を守りながら、自宅でも続けられる運動を生活の中に取り入れていきましょう。

※リハビリには、足がすべらないマジックベルト付きもおすすめです。
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