「最近つまずくことが増えた」
「親の足腰の衰えが心配」
「転倒して骨折したら寝たきりになってしまうのでは?」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
高齢者の転倒骨折は、単なるケガではなく、その後の生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
しかし、必要以上に怖がる必要はありません。
大切なのは、転倒してから慌てるのではなく、元気なうちから少しずつ備えておくことです。
この記事では、高齢者の転倒骨折がなぜ注意が必要なのかをデータとともに解説しながら、今日からできる転倒予防のポイントについてわかりやすくご紹介します。

「転んで骨折したけれど、骨がくっつけば元の生活に戻れる」そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、高齢者の転倒骨折は、骨折そのものだけでなく、その後の活動量の低下や筋力低下によって、生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
ここでは、データから見て取れる、高齢者の転倒によるリスクについてお話しします。
転倒は、決して軽く考えられる事故ではありません。
政府広報オンラインが紹介している「令和4年人口動態統計(厚生労働省)」によると、65歳以上の転倒・転落・墜落による死亡者数は10,809人でした。
一方、交通事故による死亡者数は約2,000人であり、高齢者の転倒による死亡者数は交通事故の約3〜5倍といわれています。
交通事故には気を付けていても、身近な「転倒」の危険性は見落とされやすいものです。
特に高齢者の場合、わずかな段差やつまずきが大きなケガにつながることがあります。
参照元:政府広報オンライン
高齢者の骨折の中でも特に注意したいのが、大腿骨近位部骨折です。
研究によって差はありますが、大腿骨近位部骨折を経験した方の5年後の生存率は約半数という報告もあります。
もちろん、骨折した方すべてが寝たきりになるわけではありません。
ただ、骨折後の生活がその後の健康状態に大きく影響することは、多くの研究で示されています。
参照元:臨床雑誌整形外科 60巻7号 (2009年7月発行)
高齢者の転倒骨折で問題になりやすいのは、骨折そのものよりも「動けなくなる期間」です。
骨折すると、手術や入院、安静期間が必要になります。
すると、これまで当たり前に行っていた、歩く、外出する、家事をするといった日常の活動が減ってしまいます。
活動量が低下すると、筋力や体力は少しずつ低下していきます。
さらに、
といった変化が重なり、フレイル(虚弱)という状態になり、寝たきりになるリスクが高まる可能性もあるのです。
つまり、高齢者の転倒骨折で本当に怖いのは「骨折そのもの」ではなく、その後に起こる悪循環なのです。

だからこそ大切なのは「転倒してから頑張る」のではなく、「転倒する前から足を動かす習慣を持つこと」です。
今の体でできることを、無理のない範囲で続けていくことが、将来の健康維持につながります。
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高齢者の転倒骨折は、単なる「不注意」だけが原因ではありません。
年齢を重ねることで体にさまざまな変化が起こり、若い頃には問題なかったことでも、転倒や骨折につながりやすくなります。
ここでは、高齢者が転倒骨折しやすくなる主な3つの理由について見ていきましょう。
年齢を重ねると、足腰の筋力やバランス能力は少しずつ低下していきます。
すると、
といった変化が起こりやすくなります。
また、外出の機会が減ると活動量も少なくなり、さらに筋力が低下するという悪循環に陥ることもあります。
「最近つまずくことが増えた」と感じたら、体からのサインかもしれません。
高齢者の骨折の背景には、骨粗しょう症が隠れていることがあります。
骨粗しょう症とは、骨の量や質が低下し、骨がもろくなる病気です。
骨が弱くなると、若い頃なら骨折しなかったような小さな衝撃でも、骨折につながることがあります。
骨粗しょう症は自覚症状が少ないため、「足音のない病気」ともいわれています。
そのため、定期的な検査や治療を続けることも大切です。
転倒の原因は、体の変化だけではありません。
実は、高齢者の転倒事故の約6割は自宅で起きているといわれています。
自宅の中には、
など、転倒につながる要因が潜んでいます。
また、加齢による視力の低下や、服用している薬の影響によって、ふらつきが起こることもあります。
転倒を予防するためには、筋力や骨の健康だけでなく、住環境を見直すことも大切です。
「転ばない体づくり」と「転びにくい環境づくり」の両方を意識することが、転倒骨折の予防につながります。
参照元:政府広報オンライン

高齢者の転倒による骨折には、起こりやすい部位があります。
骨粗しょう症によって骨が弱くなっている場合は、わずかな転倒でも骨折につながることがあります。
ここでは、高齢者に多い代表的な骨折を以下の4つご紹介します。
太ももの付け根に起こる骨折です。
転倒によって発生することが多く、高齢者の骨折の中でもとくに注意が必要とされています。
手術や入院が必要になるケースが多く、活動量の低下から寝たきりにつながることもあります。
背骨がつぶれるように折れる骨折です。
尻もちをついたときだけでなく、骨粗しょう症が進行している場合は、日常生活の動作だけで起こることもあります。
自覚症状が少なく、「いつの間にか骨折」と呼ばれることもあります。
転倒した際に、とっさに手をついたことで起こりやすい骨折です。
正式には「橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)」と呼ばれます。
比較的多く見られる骨折で、日常生活に支障をきたすこともあります。
転倒して肩や腕を強く打ったときに起こる骨折です。
正式には「上腕骨近位部骨折(じょうわんこつきんいぶこっせつ)」と呼ばれます。
腕が上がらなくなったり、着替えや食事などの動作が難しくなったりすることがあります。
高齢者の転倒骨折は、骨折した部位によって治療や回復期間が異なります。
だからこそ、骨折してから対応するのではなく、日頃から転倒を予防することが大切です。

高齢者の転倒骨折は、年齢を重ねれば必ず起こるものではありません。
日頃から少しずつ対策を取り入れることで、転倒のリスクを減らすことにつながります。
ここでは、今日から意識したい3つのポイントをご紹介します。
高齢者の骨折の背景には、骨粗しょう症が隠れていることがあります。
骨がもろくなると、わずかな転倒でも骨折につながりやすくなります。
定期的な検査や医師の指示に従った治療を続け、骨の健康を守ることも転倒骨折の予防につながります。
高齢者の転倒の多くは、自宅で起きているといわれています。
手すりの設置や段差の見直しなど、転びにくい環境を整えることも大切です。
筋力やバランス能力を維持するためには、日頃から足を動かす習慣を持つことも大切です。
しかし、
「運動しなければと思っているけれど、なかなか続かない」
「ひざや腰に不安がある」
「何をすればいいのかわからない」
という方も多いのではないでしょうか。
大切なのは、無理をして頑張ることではありません。
今の体の状態に合わせて、できることから少しずつ始めることが、将来の健康維持につながります。
転倒予防というと、「毎日たくさん歩かなければいけない」「しっかり運動しなければ意味がない」
と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、高齢者の転倒予防で何より大切なのは、「頑張ること」よりも「足を動かし続けること」です。
無理をして一時的に頑張るよりも、今の体に合った方法を長く続けることが、将来の健康維持につながります。
とはいえ、「立ったままの運動は不安」「ひざや腰に負担をかけたくない」という方も少なくありません。
無理をする必要はありません。座ったままの運動を取り入れるなどして、できることから少しずつ始めていきましょう。
※座ったままでできる転倒予防トレーニングについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。


あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)は、日本転倒予防学会の推奨品です。
足腰に不安がある方でも、座ったまま無理なく足を動かす習慣を取り入れやすいように開発されました。
てこの原理を利用しているため、最小限の力でも踏み込みやすく、無理なく足を動かせる設計になっています。

転倒予防で何より大切なのは、一時的に頑張ることではなく、無理なく続けられることです。
テレビを見ながら、読書をしながら、家族との会話を楽しみながら。
「ながら運動」として日常生活に取り入れやすいことも、長く続けやすい理由のひとつです。
「運動しなければ」と頑張るのではなく、毎日の暮らしの中で自然と足を動かす習慣を育てていく。
あしふみ健幸ライフ(ゆるふみ)は、そんな転倒予防をサポートします。
「運動しなければ」と頑張るのではなく、毎日の暮らしの中で自然と足を動かす習慣を育てていく。
転倒してから慌てるのではなく、転ぶ前から備えること。
できることから少しずつ始めて、いつまでも自分の足で元気に過ごせる毎日を目指しましょう。
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