2026.05.27 ストレッチ

転倒予防トレーニング|高齢者が座ったままでもできる簡単運動

「最近、つまずくことが増えた」

「歩くのが少し不安になってきた」

そんな高齢者の方やご家族におすすめなのが、座ったままでもできる転倒予防トレーニングです。

高齢者の転倒は、一度のケガだけでなく、「動くのが怖い」→「筋力が落ちる」→「さらに転びやすくなる」という悪循環につながることがあります。

ですが、激しい運動は必要ありません

転倒予防で大切なのは、「無理なく続けること」です。

自宅でイスに座ったまま、少しずつ体を動かすだけでも、転ばない体づくりにつながります。

この記事では、高齢者が転倒しやすくなる原因や、座ったままでできる簡単な転倒予防トレーニングをわかりやすく解説します。

【簡単】高齢者でも座ったままでできる転倒予防トレーニング

高齢者の転倒予防には、次の3つの運動を組み合わせるのがおすすめです。

  • ・ストレッチ(関節を動かしやすくする)
  • ・筋トレ(支える力を保つ)
  • ・バランス体操(ふらつきにくい体づくり)

ただし、毎日すべての運動をこなす必要はありません。

1日5分からでもOKです。

「これならできそう」と思えるものから、無理のない範囲で取り入れましょう。

無理してやめてしまうよりも、少しずつでも継続することの方が大事です。

ストレッチ(関節を動かしやすくする)

【1】足首のストレッチ体操

 

やり方:

  1. 1.イスに座り、片足を少し浮かせる

  2. 2.足首をゆっくり回す

  3. 3.反対の足も同様に行う

回数:
左右それぞれ5回ずつ

注意点:
無理に大きく回さず、違和感があれば中止してください。

【2】股関節のストレッチ体操

 

やり方:

  1. 1.イスに浅く腰かけ、片足を反対側の太ももに乗せる

  2. 2.背すじを伸ばしたまま、上半身をゆっくり前に倒す

  3. 3.お尻や股関節の付け根が伸びているのを感じながら戻す

  4. 4.反対側も同様に行う

回数:
左右それぞれ3〜5回程度

注意点:
背中を丸めず、無理に深く倒さないようにしましょう。
股関節や膝に痛みが出る場合は中止してください。

【3】膝関節のストレッチ体操

 

やり方:

  1. 1.イスに座り、片脚を前に伸ばして浮かせる

  2. 2.ひざを伸ばしたまま数秒保つ

  3. 3.ゆっくり戻し、反対側も行う

回数:
左右それぞれ5回程度

注意点:
ひざに痛みが出る場合は無理をせず中止してください。

筋トレ(支える力を保つ)

【1】ふくらはぎの筋トレ体操(かかと上げ下げ)

体力が不安な方は、イスに座ったまま行ってもOKです。

やり方:

  1. 1.壁に片手をつき、両足を床につける

  2. 2.かかとをゆっくり持ち上げる

  3. 3.ゆっくり元の位置に下げる

回数:
10回程度

注意点:
勢いをつけず、ゆっくり行いましょう。
ふくらはぎに痛みが出る場合は中止してください。

【2】太ももの筋トレ体操(イスを使った浅めスクワット)

 

やり方:

  1. 1.イスの背もたれに両手を置き、足を肩幅程度に開く

  2. 2.イスに腰かける直前まで、ゆっくり腰を落とす

  3. 3.太ももに力を入れながら、元の姿勢に戻る

回数:
5〜10回程度

注意点:
深くしゃがみすぎず、イスに座ってしまっても構いません。
ひざや腰に痛みが出る場合は中止してください。

【3】足の指の筋トレ体操(タオルつかみ)

やり方:

  1. 1.床にタオルを置き、イスに座る

  2. 2.足の指でタオルをたぐり寄せる

  3. 3.できる範囲で行う

回数:
左右それぞれ5回程度

注意点:
足がつりそうになったら中止してください。
無理に指を動かさなくて大丈夫です。

【4】お尻の筋トレ体操(お尻しめ)

やり方:

  1. 1.イスに座ったまま背すじを伸ばす

  2. 2.お尻にキュッと力を入れる

  3. 3.数秒キープして力を抜く

回数:
5〜10回程度

注意点:
呼吸を止めず、力を入れすぎないようにしましょう。

バランス体操(ふらつきにくい体づくり)

【1】座ったままバランス体操

 

やり方:

  1. 1.イスに座り、背すじを軽く伸ばす

  2. 2.両手を伸ばし、体をゆっくり左右に傾ける

  3. 3.元の姿勢に戻す

回数:
左右それぞれ5回程度

注意点:
体を大きく傾けすぎず、ふらつきを感じたら中止してください。

【2】片足立ちのバランス体操

 

やり方:

  1. 1.イスや手すりにつかまる

  2. 2.片足を軽く床から浮かせる

  3. 3.数秒保って下ろす

回数:
左右それぞれ3〜5回程度

注意点:
無理に長く立つ必要はありません。
ふらつきを感じたら、すぐ足を下ろしてください。

【3】前方・側方リーチのバランス体操

 

やり方:

  1. 1.イスの背もたれにつかまり、足を肩幅に開き、体を少し前に倒す

  2. 2.片手を前に、または横にぶらぶら揺らす

  3. 3.体を支えながら元に戻す

  4. 4.反対の手も同様に行う

回数:
左右それぞれ5回程度

注意点:
体を倒しすぎず、足が動かない範囲で行ってください。

高齢者が転倒しやすくなる4つのおもな原因

高齢になると転びやすくなるのは、年齢そのものが原因というよりも、体を使う機会が減ることが大きく関係しています。

実際には、日常生活の中で少しずつ体の機能が使われなくなることで、転倒しやすい状態がつくられていきます。

転倒しやすくなる主な原因には、次のようなものがあります。

  • 下半身の筋力低下
     太ももやお尻、ふくらはぎの筋肉が弱くなると、立つ・歩く・踏ん張るといった動作が不安定になります。

  • ②バランス感覚の低下
     体が傾いたときに姿勢を立て直す力が弱くなり、ちょっとした段差やふらつきでも転びやすくなります。

  • ③関節の硬さ
     股関節や足首、膝などの動きが悪くなると、スムーズに足が出ず、つまずきやすくなります。

  • ④足裏・足指の衰え
     足の裏や指は、地面を感じ取り体を支える大切な役割があります。ここが弱ると、踏ん張りがきかなくなります。

これらは「年齢のせい」ではなく、「体が使われなくなったこと」による変化です。

つまり、無理のない範囲で体を動かす習慣を取り戻せば、転倒のリスクは減らせます。

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【チェックリスト】転倒予防トレーニングを始めるタイミングはいつ?

転倒予防トレーニングは、体の変化を感じ始めたタイミングが始めどきです。

転倒は一度起こると骨折や寝たきりにつながることもあります。

例えば、以下の項目にあてはまる変化があれば、足腰の筋力やバランス能力が低下し始めているサインかもしれません。

  • ☑️ 以前より歩く速度が遅くなった
  • ☑️ ちょっとした段差でつまずくことが増えた
  • ☑️ 外出する機会が減った
  • ☑️ 階段の上り下りが負担に感じる
  • ☑️ 長時間歩くと疲れやすくなった

1つでもあてはまる場合は、今が運動習慣を見直すタイミングです。

特別なトレーニングをする必要はありません。

まずは、座ったままできる運動や足踏み運動など、無理なく続けられることから始めてみましょう。

転倒予防トレーニングは何歳からでも始められる

「もう歳だから、今さら運動を始めても遅いのでは…」そんな不安を感じる方は少なくありません。

ですが実際には、転倒予防トレーニングは何歳からでも始められます。

60代から運動習慣を取り入れることで、将来の転倒リスクの軽減につながるといわれています。
また、70代・80代でも、筋力やバランス機能の維持に役立つとされています。

筋肉は、年齢を重ねても、使うことで機能の維持につながるといわれています。

大切なのは、若い頃のように頑張ることではありません。

無理に立ったり、強い負荷をかけたりしなくても大丈夫です。

まずは今の体力に合わせて、座ったままできる簡単な運動から始めてみましょう。

転倒予防トレーニングを効果的におこなうポイント

転倒予防トレーニングで鍛えたい筋肉を意識する

転倒予防では、「歩くための筋肉」だけでなく、体を安定して支える筋肉も大切です。

とくに意識したいのは、次のような筋肉です。

  • ・ふくらはぎ(踏ん張る力)
  • ・太もも(立つ・座る力)
  • ・お尻(姿勢を支える力)
  • ・足指(バランスを保つ力)

これらの筋肉が働くことで、ふらつきを抑え、安定した動きにつながります。

転倒予防トレーニングは「頑張る」よりも「続ける」を意識する

転倒予防トレーニングで大切なのは、「頑張ること」よりも「続けること」です。

最初から長時間運動しようとすると、疲れてしまったり、続かなくなったりすることもあります。

まずは、10分を1回ではなく、「10分×3回」など、短い時間に分けても大丈夫です。

また、テレビを見ながら足を動かしたり、イスに座ったまま体操したりするだけでも、体を使う習慣につながります。

「毎日しっかりやらなきゃ」と完璧を目指す必要はありません。

今の体力に合わせて、無理のない範囲で少しずつ続けることが、転ばない体づくりへの第一歩になります。

転倒しやすい人のチェックリスト【セルフ診断】

「自分はまだ大丈夫」と思っていても、転倒のサインは日常の中にあらわれます。

次の項目にいくつ当てはまるか、確認してみましょう。

☑️ 最近つまずくことが増えた
☑️ イスから立つときに勢いを使っている
☑️ 片足で靴下が履けない
☑️ 歩くスピードが遅くなったと感じる
☑️ 外出する回数が減っている
☑️ 手すりがないと階段が不安
☑️ ふらつきを感じることがある

3つ以上当てはまる場合は、転倒リスクが高まっている可能性があります。

今日できることから、運動をはじめてみましょう。

運動が続かない方へ「あしふみ健幸ライフ」で楽しく転倒予防トレーニング

転倒予防において大切なのは、特定の筋肉だけを鍛えることではありません。
筋力・バランス・関節の動きを、無理なく使い続けることが重要です。

その点で、足踏み運動は、これまで紹介してきた

  • ・下半身の筋肉
  • ・バランス感覚
  • ・関節の動き

総合的に使える、安全性の高いトレーニングといえます。

転倒予防は一時的に頑張るものではなく、「続けられるかどうか」が9割を占めます。

運動の継続に不安のある方には「あしふみ健幸ライフ」のような器具の助けを借りて、楽しく効率よく運動するのがおすすめです。

歩行に必要な筋肉を同時にほぐし、鍛えられるので、転倒予防のための運動を習慣化できます。

「あしふみ健幸ライフ」は特許取得済の構造により、最小限の力で踏み込めるので、足腰に痛みのある方や高齢の方でも簡単に多くの回数足踏み運動が可能です。

80〜90歳の方でも、5分で約1,000回も足を踏み込めます。
これはつまり、同じ時間ウォーキングするよりも、多くの回数足を動かせるということです。

また、一般的な運動と比較して「あしふみ健幸ライフ」が続きやすい理由を一覧にしてまとめました。

一般的な運動 あしふみ健幸ライフ
外出が必要なことがある 室内でできる
天候に左右される 毎日続けやすい
立ち運動が中心 座ったままOK
負荷が強いことがある 無理なく動かしやすい

無理なく、毎日の生活の中で続けられることこそが、将来の「転ばない体」につながっていきます。

今日からあしふみ健幸ライフで、ラクで楽しい運動習慣を始めませんか?

 

高齢者の転倒はどれくらい多い?最新データと将来のリスク

高齢者の転倒は、決して珍しいことではありません。

厚生労働省の調査によると、65歳以上の約5人に1人が、1年間に1回以上転倒しているとされています。

さらに、転倒・骨折は、要介護になる原因の上位に挙げられています。

とくに大腿骨(太ももの付け根)の骨折は、その後の寝たきりリスクを高めると報告されています。

しかし大切なのは、転倒は「予防できる事故」であるということ。

早めに転倒予防トレーニングを始めることで、将来の介護リスクを大きく下げられます。

10年後も、自分の足で歩き続けるために。まずは今日、できることから始めてみませんか?

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