2025.08.22 運動不足

高齢者が「外に出る」メリットと家族が知っておきたい外出の工夫

「最近、親が外に出たがらない」
「ずっと家にいて、このまま体も心も弱ってしまわないか心配…」
「将来、介護が必要になったらどうしよう」

高齢の親を思う家族にとって、このような不安は尽きません。

結論から言うと、外出は高齢者にとって「元気のもと」です。

外に出ると体力や筋力を維持できるだけでなく、脳や心の健康、社会とのつながりを守れます。

その結果、将来介護が必要になるリスクも減らせるでしょう。

この記事を読めば、

  • 高齢者が外に出ることによる具体的なメリット
  • 外出を無理なく続けるための工夫やサポート方法
  • 「外出はまだ不安…」というときにできる室内での運動習慣

が分かります。

高齢のご家族が元気に過ごし続けられると、ご家族の安心にもつながります。

高齢者が「外に出る」と得られる4つのメリット

ご高齢のかたが外に出ることで、得られるおもなメリットを4つに分けてお話しします。

  • 1. 身体の健康を守るメリット
  • 2. 脳や心へのメリット
  • 3. 孤独感をやわらげるメリット
  • 4. ストレス解消と免疫力アップ

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

1. 身体の健康を守るメリット

外出して歩くことは、足腰の筋力や体力を維持する大切な運動です。

特に下肢筋力は「転倒を防ぐ」「トイレの自立を保つ」など、介護予防にも直結します。

逆に外出が減ると、運動不足からフレイル(虚弱)に進みやすく、介護が必要になるリスクが高まることも分かっています。

「歩くのが大変だから」と家にこもるほど、体力は低下してしまう悪循環は避けたいものです。

参照元:厚生労働省「身体活動・運動ガイド」

▶ウォーキングのメリットについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

毎日のウォーキングにはこんなメリットが!体に起こる10の変化

2. 脳や心へのメリット

外の景色や季節の移り変わりや、人とのちょっとした会話などは、脳に良い刺激を与えます。

研究でも、外出頻度が多い高齢者ほど認知症の発症リスクが低いことが明らかになっています。

さらに外出は、気分転換やうつ予防にも効果的。
閉じこもりがちな生活から少しでも外に出ることで、心が軽くなり、前向きな気持ちを取り戻せます。

参照元:国立長寿医療研究センター「Active Mobility Indexを用いた大規模調査で、日常生活における活動性が高いほど認知症の発症リスクが低いことが明らかになった」

3. 孤独感をやわらげるメリット

「人と会わない」「話さない」時間が長いと、孤独感や寂しさが募りやすくなります。
外に出て近所の人と挨拶を交わすだけでも、孤立感はぐっと減ります。

地域のサロンやデイサービスに参加すれば、同世代の仲間と交流する機会が増え、
「自分はまだ役に立てる」という生きがいにつながるでしょう。

4. ストレス解消と免疫力アップ

外の空気を吸い自然に触れるだけで、ストレスの軽減に大きな効果があります。

環境省も、自然を感じられる環境で 20~30分過ごせばストレスホルモン(コルチゾール)の減少に効果的という研究結果を紹介しています。

参照元:環境省「データで見る国立公園の健康効果とは?

外出は、閉じこもり生活では得られない「心身のリフレッシュ」を与えてくれる重要な習慣なのです。

高齢者が外出をためらう身体的・心理的な要因

ご高齢のかたが外出をためらう要因は、身体的なものが中心です。

身体的な不安が、心理的なプレッシャーや自信の喪失にもつながることが、複数のアンケートから見て取れます。

身体的な要因:体力・体調への不安

シニアライフ総研の調査によると、身体に不自由を抱える高齢者の約9割が「外出を諦めた経験がある」と答えています。

その理由は「移動が難しい(59.7%)」「体力や体調への不安(51.6%)」が中心です。

参照元:シニアライフ総研「身体的不自由を抱える高齢者の万博参加意向調査」

▶関連記事:

高齢者に運動してもらうには?「これならやってみよう」のきっかけ作り

 

心理的な要因:精神的なプレッシャー

WHILL社の調査では、「行きたい場所があっても行動に移せないまたは、諦めている」高齢者は22.7%、さらに「一緒に外出したいが誘えない」という人も8.7%にのぼります。

参照元:PR TIMES

その背景には、「体力や長時間歩くことへの不安(50.4%)」の他に
「家族に気を遣うから(38.8%)」といった理由があり、本人の意志よりも精神的なプレッシャーが外出を妨げている現実が浮き彫りになっています。

「まずは家の中から」外出しやすい習慣づくりを

ご高齢のかたにとって、いきなり長時間の外出を始めるのは、体力的に不安が大きいかと思います。

まずは家の中で足を動かす習慣づくりから始めると、身体的に自信がつき、外出への心理的ハードルも下がるでしょう。

そこでおすすめするのが「あしふみ健幸ライフ」です。
座ったまま、テレビを見ながらでも足踏み運動ができます。

最小限の踏み込む力で運動ができるので、運動に自信のないご高齢のかたでもラクに体力作りが可能です。

あしふみ健幸ライフ」を使った足踏み運動で期待できる効果は、以下の通り。

  • ・下肢筋力の維持
  • ・血流促進
  • ・運動不足の解消

「外出はまだ自信がない…」というかたでも、室内で気軽に始められるので、外出への第一歩としてもおすすめです。

その他、高齢者の外出のハードルを下げる工夫

高齢のかたが外出をためらう原因の中心となるのは体力面の不安です。
たとえば、次のような工夫でハードルを下げてみましょう。

  • ・近所を5分歩くだけでもOK
  • ・バリアフリーや休憩できる場所を事前に確認
  • ・送迎サービスや福祉タクシーを利用

「短時間でもいい」「できる範囲でいい」と思えると、外出のハードルがぐっと低くなります。

▶関連記事:

【高齢者の閉じこもり対策】ご家族ができる効果的な3つのサポート

できることから少しずつ、外出への不安を小さくしましょう

高齢者が外に出ることは、

  • 身体の健康
  • 心や脳の活性化
  • 孤独感の軽減
  • ストレス解消

これらすべてによい影響を与える大切な習慣です。

ただし、いきなり頑張る必要はありません。
まずは家の中で足を動かす習慣をつくり、少しずつ外出への不安を小さくしていきましょう

ご家族の健康と自立を守るための一歩として、今日からはじめてみませんか?

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