最近、歩き方がよちよちしてきたと思っていたところに
医師から 「よちよち歩きですね」 と言われると、
転倒や寝たきりの心配が一気にふくらみますよね。
よちよち歩きは、筋力低下や病気、脳梗塞の後遺症などが原因で起こり、
放置すると 転倒 → 車椅子 → 食欲低下 と悪循環に進むこともあります。
でも、今の段階ならまだ十分に対策ができます。
この記事では、
を中心に、わかりやすく解説します。
大切なご家族が、これからも自分の足で歩けるように。
まずは小さな一歩から始めていきましょう。

高齢者のよちよち歩きとは、歩幅が小さく重心が不安定で、転倒しやすい歩き方を指します。
年齢を重ねると誰もが経験しますが、理由はいくつかの要素が重なって起こります。
その理由を大きく6つに分けて、お話します。
太ももやお尻の筋肉、腸腰筋(インナーマッスル)が弱ってくると、足が十分に上がらなくなります。
その結果、小刻みの歩幅でよちよち歩くようになります。
段差でつまずきやすくなるのもこのためです。
高齢者に多いのは、歩くときに転倒を避けようとする身体の反応で、両足が床についている時間が長くなること。
その結果、スピードが極端に落ち、よちよちした不安定な歩行になります。
高齢者によくある姿勢の特徴として、円背や猫背があります。
その姿勢のまま歩くと、重心が前方に移動します。
すると、バランスを取りづらくなり、ふらつき・よろけなどのよちよちした動きにつながるのです。
姿勢について詳しくは、以下の記事でより詳しくお話ししています。
膝や股関節の変形があると痛みを避けるために歩幅が小さくなり、歩き方が不安に。
また、足裏の感覚が鈍くなる(末梢神経障害など)と地面をしっかり踏めず、身体のバランスが取りづらくなります。
パーキンソン病や正常圧水頭症では、
といった症状が出やすいため、よちよち歩きのような状態になります。
パーキンソン病特有の「すくみ足」について詳しくは、以下のブログもご参照ください。
脳梗塞は、脳の一部に血液が届かず細胞がダメージを受ける病気です。
手術や治療のあとに、
脳が足を動かす指令をスムーズに出せず、よちよちとした、不安定な歩き方が残る場合があります。
医師がこの言葉を使うのは、「転倒の危険が高い」ことを示す警告でもあります。
日常生活で、次のような変化がある場合は、早めに転倒対策をしていきましょう。
壁に手をつけたり、家具に手を伸ばしたりする回数が増えていたら要注意かもしれません。
たとえば、
など、これらは筋力や体力が低下しているサインです。
高齢者が外出しなくなる「閉じこもり」については、以下の記事でも対策法を書きました。
これらは脳や神経のトラブルを疑う症状です。
歩き始めの「最初の1歩」が極端に出にくい場合は、神経内科の受診も検討しましょう。
正常圧水頭症(NPH)の典型的な症状は、
①よちよち歩き(歩行障害)
②認知機能の低下
③尿トラブル
の3つが同時に現れること。
治療で改善する可能性があるため、脳神経外科を受診してみましょう。
ここでは、よちよち歩きから回復するために、歩行を取り戻す3つの対策法をご紹介します。
それぞれ、くわしく見ていきましょう。

よちよち歩きの改善で最も重要なのは、太もも・お尻・腸腰筋・ふくらはぎ
の4つの筋肉を毎日負荷なく動かすことです。
しかし実際には、
という方が多く、運動が長続きしません。
そこでオススメなのが、イスに座ったままできる足踏み運動です。
自宅で座ったままできるので、転倒のリスクがありません。
歩行に必要な筋肉を、安全に鍛えられます。
よちよち歩きは、股関節の硬さ・足首の可動域の低下が大きく影響します。
筋力だけでなく、関節を動かしやすくすると、歩幅改善につながります。

やり方:
イスに座る
片方の足をもう片方の膝にかける
そのまま上半身を前に倒す(各10秒)
反対側も同じようにおこなう
ポイント:
上半身をゆっくり倒すことが大事
股関節周りの血流が良くなり、歩幅が広がりやすくなる

やり方:
イスに座り、かかとを床につけたままつま先を上げる(10回)
次に、つま先を床につけたまま、かかとを持ち上げる(10回)
余裕があれば、両足同時 or 片足交互にゆっくり行う
ポイント:
すり足の改善に非常に有効
ふくらはぎが温まり、転倒予防にもつながる
この動作ができれば、歩行のけり出しがしっかりする

さらにラクで楽しく運動をしたい方には、「あしふみ健幸ライフ」がおすすめです。
足踏み運動と、股関節や足首ほぐしが同時にできます。
自力で足踏み運動するよりも、より多くの回数足踏みができて、効率的です。
最小限の力で、歩行の約3倍のスピードで足踏みできます。
80~90歳でも5分で1,000回足が動くというデータもあります。
コンパクトで軽量なので、高齢の方でも移動ができて、いつでもどこでも1人で安全に運動できるのも大きな魅力です。


よちよち歩きの高齢者にとって、家の中のわずかな段差や物も転倒の原因になります。
運動とあわせて「つまずかない・滑らない・暗くない」動線を整えましょう。
家の中が安全になると、高齢者は
「歩いてみよう」
「自分で立ってみよう」
といった気持ちになりやすく、行動のハードルが一気に下がります。
さらに、動く距離が増える → 筋力が維持される → よちよち歩きが改善しやすくなる
という好循環が生まれますよ。
ラグのめくれ・段差は、高齢者のつまずきポイントの代表例。
とくにすり足気味のよちよち歩きは引っかかりやすく、転倒のリスクが高くなります。
床をフラットに保つだけで事故は大幅に減らせます。
など、立ち上がりや方向転換が多い場所に手すりがあると、
歩行中のふらつきや転倒を防ぎ、自分で動こうとする意欲にもつながります。
夜間のトイレ動線は、高齢者の転倒事故が最も多い場所のひとつです。
暗い廊下は、足の位置が分からなくなりやすく、つまずきの原因になります。
センサーライトや足元灯を設置するだけで、安心感が大きく変わります。

よちよち歩きを放置すると、以下のような悪循環が起こります。
この連鎖を止めるには、毎日少しでも動ける環境づくりが最重要です。
関連記事:

よちよち歩きは、転倒・骨折・寝たきりに直結する大切なサインです。
しかし、適切に動けば、
すべてに良い影響を与えます。
そのための第一歩が、「座って安全に動ける体と環境づくり」。
それを簡単に叶えられるのが、あしふみ健幸ライフ です。
いつまでもご家族が自分の足で動けるように、ラクで楽しい運動習慣をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
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