2025.09.30 室内運動

【座ってできる運動】高齢者の歩行と立ち上がりを楽にする簡単習慣

「立とうと思っても足に力が入らない」
「家の中の移動だけで疲れる」
「ふらつきが増えて転びそうで不安…」

年齢とともに筋力やバランス力は衰え、立ち上がりや歩行に支障をきたしやすくなります。
そのまま放置すると転倒や骨折につながり、介護が必要になることも…

そこでおすすめなのが、安全に自宅で続けられる「座ってできる運動」です。

転倒の心配が少なく、筋力や柔軟性、呼吸の改善にもつながります。

この記事では、座ってできる運動が高齢者に必要な理由とメリット、具体的なエクササイズをご紹介します。

この記事を読み運動を実践すれば、「歩行や立ち上がりが前より楽になる」という変化を実感できるでしょう。

「座ってできる運動」が高齢者に必要な理由

座ってできる運動は、高齢者が安全に筋力を維持し、転倒や介護を防ぐために欠かせません

年齢を重ねると、特に太ももやおしりの筋肉が衰えやすくなります。
その結果、立ち上がる動作が難しくなり、日常生活に支障をきたすからです。

下半身の持久力が落ちると、家の中でトイレに行って戻るだけでも疲れやすくなります。

さらに体幹や感覚の低下によってふらつきが増え、転倒や骨折のリスクも…

だからこそ、無理なく続けられる「座ってできる運動」で筋肉とバランスを守ることが大切なのです。

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座ってできる運動5つのメリット

① 安全性が高い
イスに座ることで姿勢が安定し、ふらつきや転倒の心配が減少します。

② 呼吸が深くできる
座った姿勢は横隔膜が働きやすく、無理なく深い呼吸をしながら運動できます。

③大きく動ける自由度
立位や寝位に比べ、手足をさまざまな方向に動かしやすく、血流改善にも効果的です。

④継続しやすい
イスと少しの時間さえあれば実践できるため、毎日の習慣に取り入れて、継続しやすいといえるでしょう。

⑤関節にやさしい
ひざや腰への負担が小さく、痛みや不安を抱える方でも安全に取り組めます。

【目的別】高齢者におすすめ!座ってできる運動

ここからは、目的別に座ったままできる運動をご紹介します。

1)下半身の筋力を強化

【ひざ伸ばし運動】

やり方:

1.イスに深く腰かける

2.片足を前に伸ばし、ひざをまっすぐにする

3.ゆっくり元に戻す

4.反対の足も同様に行う

回数:左右10回ずつ、1〜2セット

ポイント:ひざを伸ばしたまま3秒キープ

【かかと上げ・つま先上げ】

やり方:

1.イスに座り、両足を床につける

2.かかとを持ち上げて元に戻す

3.つま先を持ち上げて元に戻す

回数:かかととつま先それぞれ10〜15回ずつ

ポイント:背筋を伸ばし、足首からしっかり動かす

2)股関節・体幹を安定

【太もも上げ】

やり方:

  1. イスに座り、片足の太ももをゆっくり持ち上げる

  2. ゆっくり下ろす

  3. 反対の足も同様に行う

回数:左右10回ずつ

ポイント:腰を丸めず、姿勢を保ったまま行う

【骨盤前後運動】

やり方:

  1. イスに浅く腰かける

  2. 骨盤を前に傾ける

  3. 次に後ろへ傾ける

  4. これを繰り返す

回数:10回程度

ポイント:背中を反らしすぎず、ゆっくり小さな動きでOK

3)バランス感覚を養う

【左右重心移動】

やり方:

  1. イスに座り、両足を床にしっかりつける

  2. 体を右に少し傾け、次に左へ傾ける

  3. ゆっくり繰り返す

回数:左右10回ずつ

ポイント:足裏全体を床につけたまま行う

【片足交互浮かせ】

やり方:

  1. イスに座り、片足を伸ばし数センチ持ち上げる

  2. ゆっくり下ろす

  3. 反対の足も同様に行う

回数:左右5〜10回ずつ

ポイント:体幹を意識し、姿勢を崩さない

4)足の柔軟性を保つ

【足首回し】

やり方:

  1. イスに座り、片足を前に伸ばす

  2. 足首を大きくゆっくり回す

  3. 内回し・外回しを両方行う

回数:左右5回ずつ

ポイント:痛みのない範囲で、できるだけ大きく回す

【太もも裏ストレッチ】

やり方:

  1. イスに浅く座り、片足を前方に伸ばす

  2. 背筋を伸ばしたまま、上体を少し前に倒す

  3. 太ももの裏が伸びるのを感じる

回数:左右10〜15秒キープ

ポイント:背中を丸めず、呼吸を止めない

5)姿勢・呼吸の改善

【胸を開くストレッチ】

やり方:

  1. イスに座り、両手を腰にあてる

  2. 胸を軽く開いて姿勢を伸ばす

  3. そのままキープ

回数:10〜15秒

ポイント:深く呼吸しながら行う

【背伸び運動】

やり方:

  1. イスに座り、両手を上に伸ばして交差させる

  2. 背筋をすっと伸ばす

  3. そのまま数秒キープ

回数:5〜10秒

ポイント:腰を反らしすぎず、自然に伸ばす

【タオルで腕の上げ下げ運動】

やり方:

  1. イスに座り、タオルを持った両手を前から上に伸ばす

  2. ゆっくり下ろす

  3. 繰り返す

回数:10回程度

ポイント:肩をすくめず、自然に動かす

【タオル腕引き運動】

やり方:

  1. タオルを頭の上で持つ

  2. 左右に身体を動かす

  3. ゆっくり戻す

回数:10回程度

ポイント:肩甲骨を寄せる意識で行う

運動を無理なく続けるためのコツ

1日5分からで十分です。

テレビを見ながら、食後に、など習慣にすると継続しやすくなります。

回数より「毎日続けること」を大切にしましょう。

もし痛みや違和感があれば、無理せず中止してください。

効果を確認するセルフチェック(5回立ち上がりテスト)

「5回立ち上がりテスト」で太ももの力を確認できます。

移動後の疲労感を記録しましょう。

【5回立ち上がりテストのやり方】

1.安定した背もたれイス(座面40〜45cm)を用意

2.イスの脚を壁につけ、動かないように固定する

3.背筋を伸ばし、腕は胸の前で軽く組んでイスに腰掛ける

4.合図にあわせて、足裏全体で床を押すイメージで立ち上がる

5.立つ→座るの動作を5回くり返す

6.動き出し〜5回目に座り終えるまでの秒数を測り、記録する

記録例:

表にすると変化が見やすいので、オススメです。

息切れは10段階のうち、いくつかを記録します。

日付 5回立ち上がり(秒 息切れ0–10 ふらつき有無 メモ
9/30 16.8 3 朝食後に実施
10/7 15.9 2 前回より軽い感覚

個人差はありますが、運動を約1〜2か月続けると、立ち上がりや歩行が以前より楽になったと感じやすいでしょう。

「あしふみ健幸ライフ」なら座ってできる運動が楽しく続けられる!

座ってできる運動は、高齢者が自立して暮らすための第一歩です。

下半身を鍛えると同時に、上半身を動かすとさらに効果が高まります。

しかし運動は一時期だけやっても、効果が出ません

無理なく毎日の習慣にすることで、転倒予防や元気な生活につながるのです。

一方、高齢の方々からは「今まで運動が続かなかった」「せっかっく買った健康器具も使わなくなった」という声をよく耳にします。

そんなかたにもおすすめできるのが、座ったまま足を軽く動かすだけで下半身を鍛えられる 「あしふみ健幸ライフ」です。

足踏み運動によって、筋力維持のほかにもさまざまな効果が期待できます。

※足踏み運動の効果について詳しく知りたいかたは、以下の記事もご参照ください。

足踏み運動の効果で健康寿命をのばす!高齢者におすすめの室内習慣

「ご高齢の方が、いかに楽に運動を続けられるか」に重点を置き開発されました。

おもに、以下のような特長があります。

  • ・最小限の負荷で踏み込める
  • ・座ったまま運動できる
  • ・電気を使わず、難しい操作が一切いらない
  • ・軽量で置き場所を取らない
  • ・壊れにくく半永久的に使える

たとえば、95歳の方でも無理なく毎日10分×3回で30分も足踏みしています

※あくまで個人の感想です。効果を保証するものではありません。

立ち上がりや歩行に不安のある方は、今日から座ったまま楽しくできる運動習慣をはじめませんか?

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