糖尿病と診断されたら、治療の目的は単に血糖値を下げることではありません。
本来の目標は、糖尿病に関連した合併症の発症や進行を阻止し、健康な人と変わらない生活を送ることです。
糖尿病があっても、血糖値をコントロールして、糖尿病が無い人と同じ健康寿命を保つことが目的なのです。
糖尿病とは慢性的に血糖値が高くなる病気です。
慢性的に血糖値の高い状態が続くと、時間をかけて神経や視力の低下、腎臓の病気が進行し人工透析が必要なることもあります。
合併症によって生活が制限され、さらに寿命にも影響します。
こうした事態を避けるためにも、血糖値を良い値に保つことが治療の基本となるのです。
糖尿病による合併症を起こさないために、また、合併症のある方は今よりも悪くならないように、血糖値をコントロールすることが重要になってきます。
糖尿病治療の3本柱は、食事療法・運動療法・薬物療法です。
この3つを駆使して、血糖値をコントロールします。
・食事療法
糖尿病の食事療法では、食べてはいけない食品はありません。
ですが、過剰なカロリー摂取を抑えたり、食事によって取り込まれる糖の量や、エネルギーのバランスを調整するのが食事療法です。
糖尿病食はいわば健康寿命食で、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを過不足なく摂ることが大切です。
・運動療法
血糖値を下げるインスリンは、運動によってその働きが良くなります。
筋肉量を増やすことで、糖を体に取り込みやすくする上、脂肪を減らすことで血糖値を下げるインスリンが効果を発揮しやすくなるのです。
また血管年齢を若く保つことで、心筋梗塞や脳梗塞などの糖尿病合併症を防ぐ効果があります。
・薬物療法
糖尿病の薬にはいろいろな種類があり、飲み薬と注射薬があります。
飲み薬では、インスリンの分泌を良くするもの・効きをよくするもの、食事で摂った糖の分解・吸収を遅らせるもの、糖の排泄を促すものがあります。
注射では、インスリンの分泌を促すものや、インスリンそのもを外から補うものがあります。
糖尿病の血糖コントロールの基本は、まず食事と運動になりますが、1型糖尿病と2型糖尿病では、その治療法は大きく異なります。
1型糖尿病の方は、自己免疫の異常によってインスリンが作れなくため、インスリン注射による薬物療法が必須になります。
インスリン治療を継続して行うことで、食事や運動などを特別に厳しく制限することはありません。
食事では、食後の血糖値の上昇に大きく影響する炭水化物の摂取量を把握することで血糖をコントロールする方法があります。
運動については、重い合併症が無く、血糖値が落ち着いていれば、運動中の低血糖に気を付けながらどんな運動をすることも可能です。
2型糖尿病では、まずは食事療法と運動療法を行い、血糖値を見ながら飲み薬を使っていくことになります。
その方の体格(肥満があるかどうか)やインスリンを作る力がどの程度残っているかなど、患者さん一人一人の状態に合わせて、薬の種類が決めらていきます。
2型であっても、自分で出すインスリンの量が足りない時、飲み薬でも十分な血糖コントロールができない場合は、体の外からインスリンを補う注射が必要となります。
このように、血糖値をコントロールする方法は、人によって様々です。
運動には、私たちの健康寿命をのばすために、他には替えがたい効果があります。
体を動かすことは、糖尿病だけでなく肥満や生活習慣病、循環器疾患やがんなどのリスクを下げることができると言われています。
中でも、酸素を多く使う有酸素運動は筋肉への血流量が増え、インスリンの効果が高まり血糖値を低下させることがわかっています。
また、運動により筋力をつけることで、転倒やつまづきなどといった、加齢に伴う生活機能の低下による事故を防止することにも繋がるのです。
ですが、せっかく高まったインスリンの効果も、単発的な運動では長続きせず、運動をやめてしまうと、その効果は3日程度で失われてしまいます。
ここで重要なのが「継続して行う」ことです。
糖尿病の運動療法には、すぐに現れる効果と、運動を継続することで現れる効果があります。
すぐに現れる効果は、血糖値を下げる効果です。
運動によって筋肉を使うことで、血液中の糖や脂肪酸をエネルギーの材料として筋肉に取り込むため、運動をしている間から運動をした後まで、血糖値を下げてくれます。
運動を継続することで現れる効果は、運動によってエネルギーが消費されるため、体重のコントロールや、血行改善、心臓や肺の機能を向上させる効果が期待出来ます。
糖尿病の予防・治療に推奨されている運動は、有酸素運動とレジスタンス運動(筋力トレーニング)です。
・有酸素運動
有酸素運動とは十分な酸素を確保し、酸素によって脂肪や糖質をエネルギーに変えながら行う運動のことです。
継続的に組織や細胞に酸素を供給することにより、脂肪燃焼効果を上げる全身運動です。
ウォーキング・ジョギング・水泳・自転車など
・レジスタンス運動とは、筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行う運動のことです。
いわゆる”筋トレ”と呼ばれるもので、スクワットや腕立て伏せなどがよく知られています。
糖尿病の治療では、この有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせて行うと、血糖値を下げる効果が増すことが分かっています。
カロリー消費による肥満の解消はもちろん、血糖コントロールを安定させて糖尿病の予防・治療を後押ししてくれるのです。
無理な筋トレは負担になることも
今までにあまり運動をしたことが無い方でも、ウォーキングやジョギングは比較的簡単で始めやすい運動ではないでしょうか。
ですが筋トレにおいては、突然スクワットや腕立て伏せといった激しい動作は、難しいという方も多いはず。
ご高齢の方や足の悪い方にこの方法は、かえって負担となってしまいます。
そういった方々には、座ったまま有酸素運動と筋トレが一緒にできる、”あしふみ”がお勧めです。
糖尿病の予防・治療の運動強度としては、「ややきつい」「心地よい」といった感覚の、中等度が推奨されています。
あしふみ運動は、腕も一緒に動かしながら、足を交互に、できるだけ高く上げる動作を繰り返すだけですが、思っているよりも酸素と筋力を使います。
また座ったまま行うと、上半身のバランスを保とうとするため、足だけでは無く背中やお腹の筋肉も鍛えることができます。
長く続けるために
室内でもできるあしふみ運動は、天候に左右されることもなく、仕事が忙しい方や、足の悪い方でも、すぐに実行できる効果的な運動です。
また、長期的に続けることが望ましい、糖尿病における運動では、継続的な運動をサポートするための健康器具の利用もお勧めです。
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糖尿病の予防・治療は、継続して行うことが大切です。
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