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2020.11.07ブログ

下肢静脈瘤について

下肢静脈瘤について

下肢静脈瘤は、ふくらはぎの静脈が蛇のように浮き上がって見える、場合によっては治療が必要とされる病気です。この記事では、下肢静脈瘤について詳しく解説していきます。

 

下肢静脈瘤が引き起こされる仕組み

下肢静脈瘤が引き起こされる仕組みについて解説します。下肢静脈瘤を理解するうえで重要なのは、まず動脈と静脈の違いを理解することです。

 

動脈と静脈

血液は、心臓から動脈を経由して体全体へと行き渡ります。

そして、その血液は静脈を経由して心臓へと戻されます。

動脈と静脈は、それぞれの役割に合った形状をしていることをご存じでしょうか?

動脈は、心臓からパワフルに送り出される血液の圧力に対抗するため、高い弾力性を持っています。

一方の静脈は、心臓に血液を戻す際に、その量に応じて太さをフレキシブルに変えられるよう、やわらかい作りになっています。

さらに、逆流を防ぐための弁が備わっていることも動脈とは大きく異なる点です。

静脈は心臓に血液を戻さなければならないのですが、私たちは立って生活しているため、この弁がないと血液が上から下へと逆流してしまいます。

そしてこの弁をサポートしているのが「第2の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの作用です。

 

ふくらはぎと静脈環流

「弁がないと血液が逆流してしまう」

もう少し詳しく説明すると、脚は心臓よりも下にあるため、静脈内を流れる血は、そのままでは重力に負けて心臓とは逆の方向に流れてしまいます。

静脈から心臓へと向かう血液の流れのことを静脈環流と呼び、この流れをサポートするために、静脈弁のほかに、以下のような働きが備わっています。

・筋収縮によるポンプ作用

・呼吸による血液の吸い上げ

・動脈から入る血液による押し上げ

このなかで、ひじょうに重要なのが「筋収縮によるポンプ作用」です。

この役割を果たしているのはふくらはぎの筋肉です。歩行時などにふくらはぎの筋肉が伸びたり縮んだりすると、ポンプのように静脈内の血液を押し上げます。

静脈環流は、静脈弁とふくらはぎの筋肉の働きにより、心臓へとスムーズに流れるのです。

 

下肢静脈瘤は静脈弁の異常

下肢静脈瘤は、静脈弁に異常が発生して血液が逆流してしまうために起こる病気です。

静脈弁は、血液が正しい方向に流れている場合にのみ開きます。

ただ、非常に薄くデリケートなので、何かの拍子に動作しなくなると静脈内の血液がうまく流れなくなり、下肢静脈瘤の原因になります。

流れが悪く、血液が静脈内に溜まる状態が続くと、やわらかい静脈は太くなると同時にうねうねと曲がり始めます。

これがまさしく下肢静脈瘤です。

下肢静脈瘤を発症すると、静脈が浮き出て外見が悪くなります。

また、血液が停滞して静脈内の圧が高まることで炎症が起き、さまざまな症状の原因になることがあります。

 

下肢静脈瘤発症のサイン

下肢静脈瘤は、その名のとおり、ほとんどの場合、下肢(ふくらはぎ)に症状が出ます。夕方近くに症状が出やすくなることも特徴的です。

主な症状として「ふくらはぎのだるさ」「むくみ」「こむら返り」「ほてり」などが挙げられます。

ただ、これらの症状はほかの病気でも起こりうるため、そちらも懸念しているという方は、医師に相談してください。

 

 

下肢静脈瘤を発症しやすい人

下肢静脈瘤は、それほど珍しい病気ではありません。

特に40歳以上の女性の患者さんが多い病気です。

下肢静脈瘤は、それほど認知度の高い病気だとはいえませんが、40歳以上の男女に限れば、患者数は1000万人以上いるとの調査結果もあります。

下肢静脈瘤を発症しやすいのは「女性」で、歳をとるほどに患者さんの数は増えていきます。

販売員や調理師など、1日の多くを立って過ごす方は症状が悪化しやすいので注意しましょう。

また、下肢静脈瘤には遺伝性があります。

両親が下肢静脈瘤を発症すると、高い確率でその子どもも発症するという研究もあるようです。

 

 

下肢静脈瘤のタイプ

下肢静脈瘤には「伏在型」「即枝型」「網目状」「くもの巣状」という4つのタイプがあります。

このなかから即枝型を除く3つのタイプについてご説明します。

伏在型静脈瘤

伏在型静脈瘤は、もっとも太い表在静脈である伏在静脈の静脈弁の異常により発症する静脈瘤です。静脈が太く、蛇のようにうねる様子がはっきりとわかると同時に、むくみやだるさなどを感じるようになります。大伏在静脈瘤は、脚の付け根付近にある静脈弁の異常により、膝の内側に動脈瘤ができることが特徴です。小伏在静脈瘤は、膝の裏にある静脈弁の異常によりふくらはぎに静脈瘤が現れます。

 

網目状・くもの巣状静脈瘤

網目状やくもの巣状の静脈瘤は、膝の内側、太ももの外側などに出ることの多い下肢静脈瘤です。ただ、これらは細い静脈にできるため、それほど大きな静脈瘤にはなりません。ただ、どうしても外見が気になるという患者さんもいらっしゃいます。

 

治療が必要な下肢静脈瘤とは

ご紹介した下肢静脈瘤のうち、治療が必要となるのは伏在型静脈瘤です。

下肢静脈瘤は、動脈が詰まる脳梗塞や心筋梗塞のように危険な病気ではありません。

下肢静脈瘤の症状で辛さを感じていたり、外見が気になったりする場合を除いては、特に急いで病院にかかる必要はないのでご安心ください。

 

40~50代の方は早めに受診

下肢静脈瘤の症状で注意すべきは「うっ滞性皮膚炎」です。いくら危険度の低い病気だとはいえ、そのまま放置しても悪化することはあれど、治癒することはありません。ただし、高齢者の場合は例外で、病状はあまり進行しません。

注意すべきは40~50代の方で、放置すると、うっ滞性皮膚炎と呼ばれる湿疹などを発症することがあります。ひどくなると皮膚炎の痕跡が残ってしまう場合もあるので、なるべく早めに治療しましょう。

 

下肢静脈瘤で病院にかかるなら

下肢静脈瘤の治療のために病院にかかる際の準備などについて解説します。

血管外科にかかる

まず、下肢静脈瘤の治療は、どの診療科を受診すればいいのかわからない方が多いと思います。

下肢静脈瘤の治療を行っているのは「血管外科」です。お近くの病院に血管外科がない場合は、「心臓血管外科」での診療になります。

病院によってはほかの診療科での診療になる場合もあるようなので、詳細は病院に問い合わせてみてください。ちなみに近年は、専門のクリニックも増えてきています。

 

病院に行く前の準備

病院に行く前に、正しく治療してもらうためにいくつかの情報をメモしておきましょう。

まずは下肢静脈瘤の症状についての情報です。「いつ頃からどこにどんな症状が出ているのか」ということをまとめておきましょう。

つづいて、これまでにかかったことのある病気、服用中の薬、アレルギーの有無などについてまとめます。お薬手帳がある場合は必ず持参しましょう。

 

医師と相談して治療方針を固める

下肢静脈瘤は、自然治癒することのない進行性の病気です。しかし、そのスピードは遅く、危険度の高い病気でもないので、医師とは治療についてじっくり話し合い、治療方針を固めてもらうことが大切です。症状が軽いうちに治療を始めれば、治療方法も幅広い選択肢の中から選べます。経済的・精神的負担も軽くなるでしょう。

 

下肢静脈瘤の治療法

ここからは、下肢静脈瘤の治療法について解説します。

 

保存的治療

保存的治療は、薬や手術に頼ることなく病気の進行や症状を抑える治療法です。生活習慣の見直しもこの保存的治療に含まれます。

下肢静脈瘤は、すでにご説明したとおり、静脈弁の異常により血液が心臓にうまく戻れない状況のことです。

長時間、立って働く人たちに多い病気なので、「歩く」「足首を動かす」「足を高くして横になってみる」などを定期的に行うとよいでしょう。

長い時間座って仕事をするのもよくありません。

意識して休憩をとることで、同じ姿勢が続くことを避けましょう。

弾性ストッキングの着用も有効です。弾性ストッキングは、脚を締め付けることでふくらはぎの働きを助けるアイテムです。市販品もありますが、圧迫感のより強い医療用のものもあります。

マッサージも保存的治療のひとつです。保存的治療は通常、症状の軽い方や、再発を防ぐ目的で行われます。お金もあまりかかりません。

 

ストリッピング手術

ストリッピング手術は、異常のある静脈自体を抜き去ってしまう手術です。

とても効果的な治療法ですが、麻酔を使うことや傷口が大きくなることから、体に負担がかかりがちです。

 

硬化療法

硬化療法は、静脈瘤に対して薬を注射する療法です。

薬により硬化した静脈は、半年ほど経つと自然に消えていきます。

10分程度で済んでしまうので、とても手軽に受けられますが、症状の進行した静脈瘤に対しては効き目がない場合もあります。

 

血管内焼灼治療

血管内焼灼(しょうしゃく)治療は、症状の出ている静脈を焼いてしまう治療方法です。焼灼により塞がれた血管は、半年ほどで自然に消えていきます。

局所麻酔のみで比較的かんたんにできる手術で、入院する必要もありません。

 

血管内接着材治療

血管内接着材治療は、比較的新しい治療法です。

下肢静脈ために作られた医療用グルー(接着材)を静脈瘤ができている血管に注入して塞ぎます。

熱が発生しないため、血管内焼灼治療よりも、さらに負担が少ないとされる治療法です。

 

下肢静脈瘤を防ぐために

下肢静脈瘤の進行や悪化を防ぐために効果的なのは、日頃の何気ない生活の中で「病気を意識する」ことです。

仕事場でも自宅でも、同じ態勢で長く過ごすことは避け、適度に体を動かしましょう。ウォーキングや軽いジョギングは、ふくらはぎの筋力アップに効果的です。

バランスのよい食事は、血流の改善につながります。脂質や塩分の多い食事は血管にやさしくありません。

衣服や靴に気を配ることも、予防や症状改善につながります。ヒールの高い靴や、締め付けの強い下着は、血行の悪化を招くので避けたほうがよいでしょう。

 

 

 

 

 

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