2020.09.06 変形性関節症

変形性膝関節症の治療後にはリハビリが必要

変形性膝関節症の治療後にはリハビリが必要!その理由とは?

 

変形性膝関節症の初期段階で現れやすいのが、膝関節の動きがぎこちなくなる、痛みが走るといった症状です。

 

そして、重症度が高まるにつれ膝関節が変形することがあるのですが、いずれの場合でも、適切な治療を受けることで改善を目指すことができるのです。

 

それではまず、変形性膝関節症の治療後にリハビリが必要になる理由からご紹介していきましょう。

 

 

筋力強化で症状の進行を予防

 

 

変形性膝関節症で痛みが出ると、少し動くことでさえ怖くなることがあり、必然的に運動量が減り、やがて筋肉が退化してしまうのです。

 

そして、そのまま足の筋肉を使うことなく過ごしていると、変形性膝関節症が改善に向かったとしても、運動はおろか歩行でさえ困難になるリスクが高まります。

 

そうならないためには、治療中だけでなく治療後にも筋力強化の運動でリハビリを行う必要があるのです。

 

変形性関節症は完治が難しく、治療が終了したとしても痛みが出ることがありますので、そのようなときに備えるためにも、筋力強化しておくことが大切です。

 

 

人工膝関節置換術後の歩行訓練

 

 

変形性関節症が重症化すると膝関節が曲がるだけでなく、どんどん骨が削れて歩行が困難になることがあります。

 

このような状態では、手術以外に改善を目指す方法はありません。

 

たとえば、人工関節置換術という手術では人工関節を埋め込み、元の膝関節に近い形状をつくり出すことができます。

 

しかし、このような手術は人工関節を埋め込めば終わりというわけではなく、人工関節に慣れるためリハビリや、歩行訓練によるリハビリが必要になるのです。

 

 

膝関節の稼働域拡張

 

 

変形性膝関節症で運動量が減ると膝関節の稼働領域がどんどん狭くなって、膝関節周辺の筋肉が硬縮してしまいます。

 

こうなると、膝の曲げ伸ばしや歩行が困難になる可能性が広がりますが、運動療法のリハビリをしておけば、膝関節の稼働領域を拡張でき、歩行困難になるリスクも回避できるのです。

 

膝関節の稼働領域が狭くなると、歩行できたとしても足が思うように上がらず、転倒事故につながることもありますが、この状態もリハビリを受けることで回避できます。

 

減量目的でリハビリが行われることも

 

変形性膝関節症の原因として筆頭に挙げられるのは、加齢による骨や軟骨、筋肉の衰えです。

 

しかし、原因はそれに留まらず、体重増加による膝関節の負担が原因となっていることも少なくはないのです。

 

このような場合では減量が治療に組み込まれることが多く、治療後にも運動やダイエットがリハビリメニューに組み込まれることがあります。

特にダイエットは自分一人で実践しようとすると挫折する可能性がありますが、専門家の指導受けながらの実践なら、挫折しにくく続けやすいでしょう。

 

変形性膝関節症のリハビリにはどんな種類があるの?

 

変形性膝関節症のリハビリにはどんな種類があるの?

 

変形性膝関節症のリハビリには、「運動療法」「温熱療法」「セルフケア療法」があります。
それでは、これらのリハビリでは具体的にどのようなことをするのか見ていきましょう。

 

 

運動療法

 

 

ストレッチや歩行訓練など、運動でリハビリを行う方法は運動療法を運動療法といいます。

 

このリハビリでは、筋肉の状態に合わせたストレッチや歩行訓練などのほか、スクワットといったハードなメニューも用意されています。

 

このリハビリは、どのような治療に対しても行われるもので、時間をかけて筋力を強化することで、変形性膝関節症の再発率を軽減できます。

 

 

温熱療法

 

 

温熱療法とは、文字通り患部を温める方法で、リハビリだけでなく治療中にも用いられる方法です。

 

この方法は、患部に慢性的な痛みがある、膝関節の動きが悪いなどの症状が現れているときに行われることが多いほか、運動療法と併用されることもあります。

 

ただし、患部が熱を持っていたり腫れていたりするときには、温熱療法ではなく冷却処置で対応します。

 

 

セルフケア指導

 

 

リハビリは医療機関だけでなくご自宅で行う必要もあり、そのための指導をセルフケア指導といいます。

 

セルフケア指導では、痛みが出たときの対処方法、たとえば、冷やしたほうがいいのか温めたほうがいいのかなど、そして運動療法のやり方、食事指導と、多岐に渡る指導を受けられます。

 

また、変形性膝関節症の再発を防ぐ生活習慣についての指導も受けられますので、患者が高齢者の場合では、ご家族の方も一緒に受けておくことが望ましいでしょう。

 

 

変形性膝関節症のリハビリはどこで受けられる?

 

 

変形性関節症の治療後にはリハビリが必要ですが、問題はどこで受けられるのか?ということなのではないでしょうか。
以下では、リハビリを受けられる施設をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

治療を受けた医療機関

 

 

治療を受けた医療機関なら、治療終了後のリハビリも受けられます。

 

特に手術を受けた場合では、術後の経過を医師によって確認してもらう必要がありますので、引っ越しなどの事情がないなら、手術を受けた医療機関でリハビリを受けるのがベストです。

 

また、もともと個人クリニックなどで治療を受けていて、途中から大学病院などに転院した場合では、転院先の病院でリハビリを受けましょう。

 

 

リハビリテーション科

 

 

治療を受けた医療機関に通えない事情がある場合には、近くにリハビリテーション科がある病院がないか探してみてください。

 

リハビリテーション科は、交通事故やスポーツによる怪我のほか、変形性膝関節症のリハビリにも対応しています。

 

なお、この科でリハビリを受ける場合では、治療の経過を説明できるよう、メモを用意しておきましょう。

 

手術を受けた場合では、手術を受けた医療機関と連絡が摂れる状態にしておくことがベストです。

 

そうしておくことで、万が一の再発の際でも迅速な処置を受けることができるはずです。

 

 

整体院

 

 

整体院では、治療後のマッサージや運動、歩行訓練などのリハビリを受けられます。

 

また、筋肉をほぐす電気治療を受けたい場合では、整体院よりも整骨院や接骨院のほうがおすすめできるかもしれません。

 

整体院、整骨院、接骨院は、急な痛みにも対応していますので、かかりつけ院を見つけておくと便利ですよ。

 

 

まとめ

変形性膝関節症の治療は、症状のレベルによって種類が異なります。

 

そして、どの治療を受けたとしても、必ずといっていいほど必要になるのがリハビリです。

 

リハビリをきちんと受けておかないと、完治に近い状態にまで改善できたとしても、早い段階で再発したり、器具が合わず歩行が困難になったりするなどのトラブルが起こりやすくなります。

 

変形性膝関節症の痛みが治療でなくなると、それだけで安心してリハビリに目を向けない方がいるようですが、それは間違いです。

 

症状が緩和されたとしても、いつ再発するかわからないのが変形性膝関節症ですので、治療が終わって安心するのではなく、リハビリもしっかりと受けて、変形性膝関節症の再発を防ぎましょう。

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