2022.09.05 血栓

二次血栓とは?仕組みと出血後の過ごし方をご紹介

出血は、血管が傷ついて破れることで起こるものですが、多くの場合、時間の経過とともにしまります。そしてこのときには、一次血栓と二次血栓の形成という、自然治癒力が働いているのです。こちらの記事では、二次血栓が作られる仕組みと、出血後の注意点についてご紹介しています。

二次血栓とは

二次血栓とは二次止血が起こった際に作られる血栓で、一次血栓の次に形成されます。
それでは早速、止血のステップと、二次止血の際に二次血栓が形成される仕組みについて見ていきましょう。

止血は段階的に行われる

出血後しばらくは血液が止まりませんが、時間が経過すると自然に止まっていることがありますよね?

これは、一次止血で形成される一次血栓と、二次出血で形成される二次血栓の働きによるものです。
まず一次血栓ですが、これは血小板が血管の傷ついた部分に集結してできる血栓で、とりあえずの止血目的で形成されます。

これが止血の1ステップ目となります。

また、一次血栓でひとまず出血は止まりますが、それだけではまだ血管を修復することができません。
そして、2ステップ目に起こるのが二次止血で、その際には二次血栓が形成されます。

しかし、一次血栓が結集版の終結によって形成されるに対し、二次血栓では10種類以上ものタンパク質成分(凝固因子が働くことによって形成されるという違いがあるのです。

こうして二次血栓が形成されると、最終段階としてフィブリンというタンパク質成分が膜を形成し、一次止血で形成された一次血栓を覆って保護をします。

その後、傷ついた血管は修復され、表面に残っていた傷口も回復に向かうことになるのです。

出血が止まったらどう過ごせばいい?

怪我で出血をした際には、出血が止まっても72時間程度は注意深く過ごす必要があります。
では、その際にはどのような点に注意する必要があるのでしょうか。

激しいスポーツはなるべく避ける

特に傷口が深い場合では、出血が止まったとしても傷口がまだ修復されておらず、激しいスポーツによって傷口が開いてしまうリスクがあります。

そして再度出血すると、一次止血、二次止血によって出血が治まるまで待たなくてはならなくなります。
激しいスポーツをするなら、傷口がすっかり塞がるまで待ちましょう。

また最近では、傷の治りを速める絆創膏が販売されていますので、そのような絆創膏で傷口を固定しておくというのもひとつの方法です。

飲酒や入浴を避ける

飲酒や入浴には血液の循環を促す作用があるため、出血が治まったばかりの状態ならできるかぎり避けたほうが良いでしょう。この場合でも、絆創膏などで傷口を保護しておくと、傷口のより速い回復を期待できます。

まとめ

今回は、二次止血によって二次血栓が形成される仕組みと、出血後の注意点についてご紹介してきました。
人体はとても精巧にできており、怪我による出血が起こったとしても、一次止血では一次血栓、二次止血では二次血栓と膜が形成されて、自然に回復に向かいます。

ただし、出血が治まった直後に激しいスポーツをしたり、飲酒や入浴をしたりすると、傷口から再度出血が起こる可能性が否めません。

そうならないためには、出血が治まっても油断せず、様子見として、72時間程度はできるだけ安静に過ごすことを心がけることが大切でしょう。

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