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人間関係や重度の労働、仕事の失敗など、ストレスの原因は人それぞれです。
そして、どのような原因によって起こるストレスであっても、ストレスによってセロトニンの分泌量が低下するという共通点があるのです。
では、それはどのような理由によるものなのでしょうか。
脳疲労という言葉をご存じでしょうか。
脳疲労というのは、脳を構成する大脳新皮質、大脳辺縁系、間脳がうまく働かない状態をいいます。
まず大脳新皮質ですが、この組織には思考や精神活動を司り、大脳辺縁系には食欲や性欲などの本能を司る役割があります。
そして間脳は、視床や視床下部から成っており、視床では全身の感覚や視覚、聴覚を司り、視床下部は自律神経の中枢で、体温調節や血圧の調節、摂食行動、静的行動、睡眠などを司っています。
つまり、大きなストレスを抱え続けていると、これらのバランスが崩れて脳疲労が起こり、脳内伝達物質のセロトニン分泌量が減ってしまうということなのです。
ストレスを抱え続けることでセロトニンの分泌量が減少すると、理由がわからない不安やイライラに襲われることがあります。
さらに、これからご紹介する症状が見られた場合でも、セロトニン不足を疑わなくてはならないのです。
セロトニンによって脳の働きが安定している状態なら、情緒不安定になる可能性が低く、突然感情コントロールが難しくなるようなことはないでしょう。
一方、セロトニンが不足すると、突然怒りが爆発してヒステリックになったり、何をするのも嫌になったり、急に無口になったりと、異常行動が見られることがあるのです。
このような状態は、セロトニン不足とともに、ストレスホルモンのコルチゾール分泌量が増えることで起こります。
ストレスでセロトニンの分泌量が増えると、集中力の低下が見られることがあります。
たとえば、これまで普通に行えていた家事や仕事でのミスを繰り返す、学習した内容が頭に入らないなどが、その典型例でしょう。
つまり、セロトニン不足が慢性化すると、仕事や家事、勉強に悪影響が及ぶリスクが高まるということですね。
セロトニン不足の原因がストレスにあると感じたなら、まずは脳を休ませる対策をすることが先決です。
ストレスを抱えていると、悪いほうへ、悪いほうへと物事を考えてしまうことがありますが、そのような状態は心と体を休めることで、ある程度は緩和できます。
そして、その対策として望ましいのは、心療内科を受診して、カウンセリングと治療を受けるということです。
それにより、少しずつストレスが小さくなってセロトニンの分泌量も増えていくでしょう。
今回は、ストレスとセロトニンの関係についてご紹介してきました。
ストレスを抱え続けていると脳疲労が起こり、脳の機能が全体的に低下して、セロトニンの分泌量が減ります。
そしてその結果、情緒不安定になったり、集中力が低下したりすることがあるのです。
つまり、セロトニンの分泌量を増やしたいのなら、まずは脳疲労を取り除くことが大切で、その対策として役立つのが「脳を休ませる」ということです。
とはいえ、自力でストレスを取り除くことが困難な場合もありますので、そのようなときには心療内科を受診し、プロの力を借りてストレス減少を目指してみると良いでしょう。
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