2022.06.13

股関節が硬いと腰痛が起こりやすい?運動で改善するには

辛い腰痛!何が原因で起こっているのか

長時間パソコンに向かっていると、いつの間にか前傾姿勢になって腰痛が起こることがありますよね?しかし、腰痛は前傾姿勢だけではなく、別の原因によって起こることもあるのです。

それではまず、腰痛が起こる原因から見ていきましょう。

腰椎椎間板ヘルニア

ぎっくり腰を経験したことがありますか?ぎっくり腰とは、腰をひねる、重い荷物を一気に持ち上げるなど、何かの拍子で起こる腰痛で、人によっては立ち姿勢をキープできないほどの痛みが現れることがあります。

そして、ぎっくり腰とよく似ていて混同されることがあるのが、腰椎椎間板ヘルニアという病気です。
ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアは症状が似ていますが、ぎっくり腰が椎間板に影響を及ぼさないのに対し、腰椎椎間板ヘルニアでは椎間板が飛び出した状態になるという違いがあります。

「ぎっくり腰かな?」と感じた際に、長期間症状が沈静化しない場合では、ひとまず腰椎椎間板ヘルニアを疑い、適切な治療を受ける必要があるでしょう。

筋肉の使い過ぎによる腰痛

運送業のように重い荷物を腰で支える職業の方に多く見られるのが、筋肉の使い過ぎによる腰痛です。また、同じ姿勢で長時間デスクワークを行う方にも腰痛が見られることがありますが、この場合では反り腰で筋肉の負担が増えることで腰痛が起こります。

このように、筋肉の使い過ぎや筋肉への負担が増えることで起こった腰痛は、マッサージや運動などで対策をすることで改善を目指せるでしょう。

また、場合によってはコルセットなどが必要になることもありますので、気になるなら整骨院や接骨院、整体院などに相談してみるというのもひとつの方法です。

腰椎の変形による腰痛

年齢とともに骨は変化し、椎骨、椎間板、椎間関節、筋肉が退化すると、腰痛を伴う腰椎の変形が見られることがあります。
一般的にいわれる”すべり症”などがその典型例で、現れる症状を総称して変形性腰椎症と呼びます。

変形性腰椎症は高齢者に多く見られる症状で、通常では保存療法で対応しますが、場合によっては手術での対応となることもあります。

変形性関節症は、普段の姿勢や歩き方の癖というよりも老化で起こる症状ですので、少しでも気になるなら、なるべく早めに整骨院、接骨院、整体院などに相談してみると良いでしょう。

股関節が硬くなることで起こる腰痛

特に同じ姿勢でデスクワークをする時間が長い方の場合では、股関節を使う機会が減って、いつの間にか股関節が硬くなることがあります。

そして、この状態が腰痛の引き金になることがありますが、それは、股関節は足や腰、お尻と、あらゆる筋肉と関りがあるため、硬くなると腰痛が起こりやすくなるからです。

さらに、股関節が硬くなると、以下のトラブルも起こりやすくなります。

血行不良による冷え

股関節が硬くなると、足や腰、お尻周辺に血行不良が起こりやすくなり、体の冷えが気になってくることがあります。

また、血行不良は全身に広がることがあり、放置していると、やがて肩こりや首のこり、目の疲れ、生理不順などのトラブルに発展することもあります。

そうならないためには、股関節が硬いと感じた時点で対策をすることが大切です。

歩幅が狭くなる

筋力が弱っている高齢者で多い事故、それは転倒事故です。しかし、高齢者ではなくても、股関節が硬くなることで歩幅が狭くなると、それが原因で転倒しやすくなることもあるのです。

股関節が硬くなっていると感じている方は、「転倒事故は高齢者だけに起こるもの」とは思わずに、できるだけ早めに股関節をほぐす対策を開始しましょう。

代謝機能の低下

股関節が硬くなって可動域が狭くなると、その分だけ筋肉をうまく使えなくなって代謝機能が低下します。

ご存じの通り、代謝機能が低下すると脂肪が蓄積されやすくなって、ダイエットをしてもなかなか痩せられないといったトラブルが起こりやすくなります。

しかし、代謝機能の低下はそれだけに留まらず、腸にも悪影響が及んで便秘が起こりやすくなることもあるのです。
脂肪が蓄積されやすくなるだけでなく、便秘にまで見舞われてしまうとしたら、何としてでも股関節をほぐして対策をしなければなりません。

疲れやすい、疲れが抜けにくい

股関節が硬くなると、血行不良や歩幅が狭くなる、代謝機能が低下するといったトラブルが起こりやすくなることがわかりました。

そして、その先に待っているのは、疲れやすい、疲れが抜けにくいというトラブルです。

運動をしたわけでもないのに疲れやすい、疲れが抜けにくいという場合には、股関節が硬くなっている可能性がありますので、今すぐにご自身の股関節の硬さをチェックしてみてください。

なお、股関節の硬さは以下の方法でチェックできます。

  1. 床に腰を下ろし、あぐらをかくようなつもりで両足の裏側をつける
  2. 両手で足先を持ち、両膝を床につける

このチェックで、床に膝がつくなら問題はなく、股関節が硬くなっている可能性はほぼないでしょう。一方、膝が床につかず、ゲンコツ1個分以上の隙間が空くなら、股関節が硬くなっている可能性が高いでしょう。

こちらの記事では、腰痛の原因をご紹介していますが、腰痛の原因の中でも多いといわれているのが、股関節の硬さです。
上記のチェックで股関節が硬いという結果が出た方は、ぜひ、今日からでもできる運動を実践して、股関節の硬さを解消しましょう。

股関節をほぐして腰痛解消!試してほしい運動2選

それでは早速、股関節の硬さ解消に役立つ運動をご紹介します。

こちらの章では、運動が苦手でも簡単に行えるストレッチ2選をご紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

股関節ストレッチ1

  1. 床に腰を下ろし、あぐらをかくようなつもりで両足の裏側をつける
  2. 両手で足先を持ち、足先を手前に引き寄せる
  3. 両肘で両膝を床に押し付ける

このストレッチは、股関節の硬さチェックの動作とよく似ており、股関節が硬いと両肘で両膝に力を加えても、床につかないことがあります。

そのようなときには無理をせず、毎日短時間だけ行って様子を見てください。
股関節がほぐれてくると、やがて痛みを感じることなく両膝を床につけることができるようになりますよ。

股関節ストレッチ2

  1. 片膝立ちをして、両手を膝の上に置く
  2. 後ろに伸ばした足は床に足の甲をつける
  3. 上半身を前方にスライドさせて15秒キープ
  4. 反対側も同様に行う

このストレッチでは、股関節と関りがある腸腰筋(ちょうようきん)を効率よく伸ばすことができます。

股関節が硬くなっていると、上体を前方にスライドさせる際に痛みを感じることがありますので、無理をせずにゆっくりとスライドさせるように注意しましょう。

股関節ストレッチのポイント

上記では、比較的簡単に行えるストレッチをご紹介しましたが、いずれの場合でも強い痛みを感じたら、無理をせずにストップし、翌日に再度行ってみてください。

無理をすると筋肉を傷めてしまうことがありますので、まずは無理をしないことが基本と覚えておきましょう。
また、体に余分な力が入っていると筋肉が伸びず、うまくストレッチを行えないことがありますので、なるべく体に力を入れずに行うことを心がけてください。

そして大切なことは、1回で長時間ストレッチを行うのではなく、短時間でも毎日根気よく行うということです。
股関節ストレッチには即効性を求められませんが、毎日続けることでやがて股関節がほぐれ、腰痛も徐々に緩和されるでしょう。

まとめ

今回は、腰痛の原因と、股関節をほぐして腰痛を改善するストレッチについてご紹介してきました。腰痛の原因は複数ありますが、ご紹介した中でも多いとされるのが、股関節が硬くなることで腰痛が起こっているケースです。

股関節が高くなると、年齢を問わず腰痛が起こりやすくなるといわれていますので、ご紹介したストレッチを実践して、辛い腰痛の改善を目指しましょう。

特にデスクワーク時間が長い方は、そうでない方よりも股関節が硬くなりやすいため、デスクワークの合間を縫ってストレッチを実践してみてくださいね。

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