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長年デスクワークを続けていると、どうしても座りすぎの日々が続きます。
それに加え、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になると、ますます座っている時間が長くなります。
しかし、座りすぎにはあらゆる弊害があるため、なるべく早めに対策をしておかなくてはなりません。
それではまず、座り過ぎの弊害から見ていきましょう。
座りすぎているということは、必要最低限の筋肉やエネルギーしか使わず、食事から摂った余剰カロリーが脂肪として体内に蓄積されやすい状態にあります。
そして、そのまま座り続けて食べる生活が続くと、余剰カロリーだけがどんどん増えて、気が付いたら肥満体型になってしまうことが珍しくないのです。
もちろん、座り過ぎの生活が続いたとしても、食事の内容やカロリー過多に注意を払えば、肥満する確率は低くなるでしょう。
しかしそれでは、今度は筋肉量が減少したり筋力が低下したりして、基礎代謝量が減少してしまうリスクが高まるのです。
すると、以前にも増して脂肪が体内に蓄積されやすくなり、肥満から抜け出せない状態になる可能性も高まります。
座りすぎで肥満のリスクが高まることがわかりましたが、肥満の状態が続くと、それによってⅡ型の糖尿病発症率が高くなるという問題が持ち上がってきます。
Ⅱ型の糖尿病を発症する原因は高カロリー食や高脂肪食、運動不足が挙げられ、これらによってインスリンの分泌量が減ったり、その効き目が薄れたりするという現象が起こります。
すると、食後でもないのに血糖値が高いままキープされることになり、糖尿病を発症することになるのです。
さらに、糖尿病は合併症を引き起こしやすく、症状が重度に移行すると、以下の合併症を発症するリスクが高まります。
これらは糖尿病の三大合併症と呼ばれ、糖尿病の進行と同時に発症しやすいとされています。
それでは、これらの合併症について簡単にご紹介しておきましょう。
神経障害のひとつで、高血糖が引き金となって起こる神経細胞の変化、動脈硬化による神経細胞の血液供給の遅れが原因で発症するといわれています。
この病気は、1本の神経に対して起こる単神経障害と、同時に複数の神経に対して起こる多発神経障害があります。
目の中には網膜という組織があり、目から受けた光を捉えて信号に変え、映像として脳に伝達する役割を持っています。
つまり、網膜に障害が起こると視力の低下が起こりやすくなるということですね。
網膜は非常に薄く、その周囲には動脈や静脈、神経細胞が存在していますが、糖尿病によって網膜が傷つけられると網膜が傷つくことがあり、それによって発祥するのが糖尿病網膜症なのです。
糖尿病網膜症は、初期段階ではほとんど自覚症状がありませんが、症状の進行とともに視界がかすむ、視力が低下するなどの症状が現れてきます。
腎臓には、血中の老廃物や有害物質をろ過する働きがありますが、糖尿病で動脈硬化が起こっているとその機能が低下します。
そしてその結果発症するのが、糖尿病腎炎なのです。
この病気の初期段階ではタンパク尿が出るため、早期発見しやすいといわれていますが、放置して症状が進行すると、高血圧やむくみ、動悸・息切れなど、目に見えた症状が現れてきます。
糖尿病腎炎の最終ステージでは人工透析が必要になりますので、そうならないためには、何はともあれ糖尿病予防対策をしておくことが大切です。
糖尿病で高血糖の状態が長期に及ぶと、認知機能に悪影響が及んでアルツハイマー型の認知症を発症しやすくなるといわれています。
そして、糖尿病とそうでない方を比較した場合では、糖尿病の方のアルツハイマー型認知症発症率が、そうでない方の2.5倍にもなるという研究結果も存在しているのです。
そして、その対策として実践するべきことが、座りすぎを避ける生活をして、糖尿病を発症しないように注意するということなのです。
参考URL
http://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/070/060/01.html
国立国際医療研究センター
糖尿病情報センター
ここまでは少し怖い話をしてきました。
しかし、話はこれに留まらず、1日1時間座り続けると、それだけで寿命が22分も縮むという説もささやかれているのです。
しかし、怖がる必要はありません。
というのは、座りすぎることであらゆる弊害が起こるというのなら、長時間座り続けなければ、そのような弊害のリスクを軽減できるということだからです。
肥満に糖尿病に認知症…。
どの病気も、進行すれば重篤な症状が現れることがありますので、それだけは何としてでも阻止したいものです。
それでは、在宅時間でできる、座りすぎ対策についてご紹介しましょう。
オフィスワークでも在宅ワークでも、集中しているとあっという間に1時間、2時間と座り続けていることがあるのではないでしょうか。
しかし、1時間座り続けることに22分も寿命が縮むなら、1日7時間座り続けることで154分も寿命が縮む計算になります。
そうならないためには、仕事に集中しているときでもひとまず30分で区切りをつけて、立ち上がることを意識してみましょう。
その際には、室内を少しウロウロしてみましょう。
また、仕事に集中していてウロウロできないという場合には、とりあえずパソコンの画面からは目を離さず、その場で一度立ち上がって伸びをするだけでもかまいません。
要は、座り続けなければ良いということですので、なるべく同じ姿勢で座り続けてしまわないように注意してくださいね。
在宅時間が増えると、ついテレビをつけっぱなしにしたり、動画を長時間視聴したりすることがありますよね?
しかし、これが座りすぎにつながるなら、1時間以上続けず、30分に1回はその場で立ち上がり、足踏み運動をしてみましょう。
それ以外にも、ネットサーフィンやネットショッピングなどの時間が長くなることが座りすぎの原因になることもありますので、十分に注意してくださいね。
在宅時間が増えて運動量が減っているのに、食事の内容や量が以前と同様のままでは、当然のことながら余剰カロリーが発生し、体内に脂肪が蓄積されやすくなります。
座っているだけでもお腹は空きますが、まずは通勤時間などの運動時間が減っていることを考えて、いつもよりも食事の量をやや減らす、高カロリー食はなるべく摂らない、テレビを見ながらおやつをパリパリ食べるなどをしないように注意しましょう。
特にテレビに集中していると、いつの間にかポテトチップスを1袋食べてしまったということもありますので、テレビを観るときにはおやつを手元に置かない工夫も大切です。
在宅ワーク中に立ちあがってウロウロする、立ち上がって足踏みするなどは、運動不足の解消に役立ちます。
しかし、カロリーを消費したい、座りすぎによる病気を避けたいとお考えなら、散歩やウォーキング、ジョギングなどの簡単な運動に取り組むことも大切です。
なお、これらの運動は1日30分程度行うのが良いとされていますので、まずは1日30分を目標として、実践することを心がけてみましょう。
ウォーキングやジョギングというと構えてしまうかもしれませんが、散歩ならマイペースで行えますし、ウォーキングやジョギングほどのスピートは必要ありません。
散歩なら運動が苦手な方や高齢者でも気軽に実践できますので、まずは散歩から実践してみて、徐々にウォーキングやジョギングにもチャレンジしてみると良いでしょう。
運動が座りすぎ対策として役立つことがわかっていても、筋力が弱っている高齢者や、たまたま足を怪我していて運動を行えない方もいるはずです。
これらの方は、一度座ると立ち上がることさえ難しい可能性がありますので、まずは無理をせず、座ったまま行える運動を実践してみましょう。
こちらでは、あしふみ健幸ライフの健康器具をご紹介していますが、この健康器具があれば、高齢者や怪我をしている方でも、無理なくマイペースで運動を行えます。
方法はいたって簡単、両足を健康器具に乗せて軽く足踏みするだけです。
この健康器具は、高齢者の筋力低下予防や改善、怪我のリハビリにも役立ちますので、家に1台用意しておくととても便利です。
もちろん、若い年代の方や怪我をしていない方の運動不足解消や、屋外で運動できない雨の日対策にも役立ちます。
こちらの健康器具は、ひとつひとつ職人が手作りしていますが、お手軽価格で購入できますので、この機会にぜひ、使用を検討してみてくださいね。
もともとデスクワークだった方からよく聞く声、それは「運動不足が心配」ということです。
そこに加え、今回の新型コロナウイルスの騒動で在宅ワークに切り替わり、ますます運動不足が心配という声が増えてきています。
今回は、座りすぎによる弊害や座りすぎ対策をご紹介してきましたので、とりあえずは、どれかひとつだけでもできる対策を行って、座りすぎによる弊害から身を守りましょう。
また、高齢者や怪我をしている方には、あしふみ健幸ライフの健康器具がおすすめですので、こちらの使用もあわせて検討してみてくださいね。
あしふみ健幸ライフは、座ったままで歩行運動ができる
画期的な健康器具です。
ご両親へのプレゼントにもおすすめです。
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