【血栓症】初期症状はどんなもの?血栓症について
それではまず、血栓症とはどのような病気なのか、簡単にご紹介しましょう。
血栓症とは、血管の中に血の塊ができて血管を塞いでしまう病気です。
脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓症(エコノミークラス症候群)といった大病の引き金となる危険なものですが、健康な人でも発症する可能性があります。
中でも、エコノミークラス症候群という言葉を見聞きしたことがある方は多いのではないでしょうか?
エコノミークラス症候群は、とくに持病などがある訳でもなく、いたって健康な方でも突然発症し、重症化すると生命を脅かすリスクが高まります。
ではなぜ、このような病気を発症してしまうのでしょうか。
エコノミークラスの座席は狭く、同じ姿勢が長時間過ごすことになりますが、それに加えて水分を摂らずにいると、下肢にうっ血が起こり、血栓ができやすくなります。
つまり、「長時間同じ姿勢で過ごす」ことと「水分不足」によって血流が滞ることで血栓ができ、それが肺へ繋がる血管と肺動脈を塞ぐことで、肺塞栓症(エコノミークラス症候群)を発症してしまうということなのです。
また、暴飲暴食などの生活習慣の乱れによっても引き起こされやすくなりますが、その鍵となるのは血液の状態で、脱水や日頃の生活習慣で流れが鈍くなった血液は血栓症のリスクを高めます。
さらに、加齢や運動不足も大きく関係していて、発症する原因は様々ですが、今まで元気だった人が突然亡くなる可能性もある血栓症なのです。
そしてそうならないためには、血栓症の初期段階で気付いておくことが大切なのです。
では、血栓症を発症した場合にはどのような初期症状が現れるのでしょうか?
血栓症は全身のどの部位に症状が現れてもおかしくない病気ですが、エコノミークラス症候群などの場合では、下肢に目立った変化が起こります。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
血栓はふくらはぎにできやすく、この部分の静脈に血栓ができると血管が詰まり、足にむくみが生じます。
むくみの見分け方は簡単で、指で数秒間押してみて凹んだ部分がしばらく元の状態に戻らないなら、ひとまずむくみが起こっていると考える必要があるでしょう。
なお、このようなむくみは左右対称に起こるとは限らず、左右で数㎝の差が生じることがあります。
そして、この状態を長時間放置することが血栓症につながり、エコノミー症候群などの病気のリスクを高めることになるのです。
実際に血栓ができてしまった場合では専門的な治療が必要になりますので、そうならないためには、血栓の予防対策を行っておくことが何よりも大切です。
血栓の予防方法については、以下で詳しくご紹介します。
片方の足に、うずくような痛みや押されるような痛みを感じることがあります。
その際には、足を伸ばそうとすると、ふくらはぎに引きつるような違和感を覚えることがありますので、比較的異常には気付きやすいでしょう。
足全体が紫や赤黒くなったり、皮膚の表面に静脈が浮き上がって見えたりすることがあります。
これはうっ血によって起こる現象で、老廃物が混じった血液が足に留まることで、皮膚表面の色が変化したように見えている状態です。
なお、皮膚の色の変化とともに、激しいかゆみが起こったり、火傷のような跡ができたりすることもあります。
さらに、太ももの内側や膝裏にボコッと血管が浮き出ることもあります。
ただし、初期症状では血管が浮き出るなどの症状が見られないことがありますので、変色に気付いた時点で治療を受けておく必要があるでしょう。
上記でご紹介したように、血栓ができると足を中心に目立った症状が現れやすくなりますが、実は目視では確認しにくい症状が現れることもあるのです。
血栓が肺動脈を塞いでしまうと、そこで血液の流れが止まるため、突然の胸の痛みや息苦しさを感じることがあります。
また、背中の痛みや手足のだるさ、顔色の悪さなどが目立ってくることもあります。
脳につながる血管に血栓ができると、長時間激しい頭痛が続くことがあります。
これらが血栓で起こりやすい職症状ですが、さらに症状が進行すると、今度は急激な視力の低下や突然の冷や汗や吐き気、めまい、意識を失うといった重篤な症状が現れることがあります。
どのような病気でもそうですが、血栓症で最も怖いのは、自覚症状がないままで病気が着々と進行していくパターンです。
しかし、自覚症状がないにせよ、血栓症は身体のどこでも起こる可能性がある病気で、脳や心臓、肺をはじめとする臓器、手足など、身体のいたるところで起こる可能性があるのです。
そして、自覚症状がないままで進行すると、血管が塞がれることで酸素や栄養素が全身の各所に送り届けられなくなって、臓器などが壊死したり合併症を引き起こしたりするリスクが高まります。
なお、血栓症によって脳梗塞や心筋梗塞を発症していたとしても初期症状が見られず、病気を見逃してしまうというパターンもあります。
いずれの場合でも、症状が現れてからでは深刻な事態となるリスクが否めません。
つまり、日常生活の中でできる対策をしておくことが、血栓やそれに伴う合併症のリスクを軽減させるということなのです。
血栓症は身体のいたるところに症状が現れることがある病気で、重症化すると生命を脅かされるリスクが高まります。
しかし、日常生活の中で予防対策を行うことで、そのリスクを軽減させることは可能なのです。
それでは、血栓症予防に役立つ対策についてご紹介しましょう。
血栓のできやすさは血液の状態と関係し、血液がドロドロの状態であればあるほど、血管内で凝固しやすく、血栓ができやすいといわれています。
そこで注目していただきたいのが、普段口にしている食事の内容です。
たとえば、日常的に脂質や糖質が多い食事を好んで摂っていないでしょうか?
もしもこの食事内容に心当たりがあるなら、それらの摂取量を極力減らしてみましょう。
そして、以下の食品を積極的に摂ることを心がけてみてください。
玉ねぎやニンニクに含まれるアリシン、納豆に含まれるナットウキナーゼ、ビタミンCには、血流改善作用があるため、血栓の予防に役立ちます。
これらの食品はどれも簡単に摂れますので、ぜひ、毎日のメニューに加えてみてください。
喫煙は血管を収縮させる作用があり、1本数ごとに血管がダメージを受けるといわれています。
そして、長年喫煙を続けることで血管がダメージを追い続けると、やがて血流が滞り、血栓を引き起こすリスクを高めるのです。
つまり、血栓のリスクを遠ざけたいなら、今すぐにでも禁煙することが望ましいということです。
とはいえ、タバコのニコチンには依存性があるため、禁煙がムがしい場合もあるでしょう。
そのようなときには、「意識して喫煙本数を減らす」「加熱式タバコに変えてみる」などの工夫を行ってみましょう。
これらは根本的な解決策にはなりませんが、少しでもニコチンの摂取量を減らしたいなら、決して無意味なことではありません。
デスクワークの方に多いのが、運動不足による血行不良です。
特に、このコロナ禍では在宅ワークが急激に増え、外出の機会も大幅に減ってしまい、運動不足に陥りやすい環境にますます拍車をかけてしまっています。
しかし、運動不足が慢性化すればするほど、血栓のリスクが高まるということは知っておかなくてはならないのです。
また、運動というと屋外で汗を流すというイメージがあるかもしれませんが、在宅でもできる運動はいくらでもあります。
たとえば、その場足踏みや軽いストレッチなどがこれにあたります。
そしてもうひとつ、中高年でも不安なく行える対策としておすすめできるのは、健康器具を使った室内運動です。
こちらでは、あしふみ健幸ライフの健康器具をご紹介していますが、こちらの健康器具なら座った状態で運動できるため、デスクワーク中でも手を止めることなく行えるというメリットがあります。
また、座って行うという運動の性質上、足腰が弱く運動に自信がない高齢者でも気軽に実践できるというメリットもあるのです。
大切なことは、「血液の流れを止めないこと」ですので、少しでも血栓予防に興味がある方は、あしふみ健幸ライフの健康器具も視野に入れて、運動を実践する方向で考えてみると良いでしょう。
血栓は、それ自体だけでなく合併症のリスクもある恐ろしい病気ですが、「食事」「禁煙」「運動」を実践すれば、発症のリスクを軽減させることは可能です。
これらをすべて一度に実践するのは大変かもしれません。
しかし、室内での軽い運動なら今すぐに実践できるはずです。
血栓症は、予防こそが命です。
少しでも血栓症予防をしたいという方は、ぜひ今回の記事を参考にしていただき、恐ろしい血栓症から身を守ってくださいね。
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