足の痺れには、糖尿病や脳梗塞のような重篤な病が原因で引き起こされるものや、椎間板ヘルニアといった坐骨神経痛などが原因で引き起こされるものまであります。
中でも、それほど重篤なものまではいかなくても、長時間のデスクワークや、同じ体制を取り続けることで引き起こされる足の痺れとむくみの原因には、共通している点があります。
それは、血行不良です。
どうして血行不良が原因となって、痺れやむくみが起きるのでしょうか?
それではまず、血行不良が痺れを引き起こす仕組みからみていきましょう。
目次
どなたでもご経験があるかと思いますが、正座をしたときや、腕を頭の下に置いてうたた寝をしたりすると、足や腕がジンジンと痺れてしばらく動かすのも痛いなどということはないでしょうか。
このような状態は、長い時間一部の神経や血管が圧迫されたことにより、一時的に血流が悪くなり麻痺していることを示しています。
つまり、体の一部が圧迫を受けることで、一時的に血液の流れがせき止められている滋養体だということですね。
そして、この異常を知らせるためにビリビリとする電流が流れるのですが、これがあの不快な痺れの正体なのです。
この痺れは、立ち上がることで血流が元に戻り神経が回復することで起こる感覚です。
ということは、体の機能が正常に働いているからこそ起こるのが、痺れだということなのです。
では、むくむのは何故?
人は、正常な状態ですと血液が全身を循環して、不要な老廃物や水分を消化器官へと流し、分解・処理しています。
そして、血流が正常な状態であれば、老廃物や水分がスムーズに体外に排出されるため、むくみが起こることはほぼありません。
一方、長時間のデスクワークなどで座りっぱなしの状態が続くと下半身の血流が滞り、本来であればスムーズに流れるはずの老廃物や水分が行き場を失い、下方に溜まることで足のむくみとして現れることになるのです。
また、血液は重力の影響も受けて下方に流れますので、デスクワークだけでなく、長時間立ち仕事に従事している方もむくみが起こりやすくなります。
なお、ふくらはぎの筋肉にはポンプのような働きがあり、血液を心臓へ返すことで血液が全身を巡ることになります。
特に長時間腰かけてデスクワークをする場合では、ふくらはぎをはじめとする足の血管が圧迫を受け、それによって血液が是木止められてしまいます。
すると、ふくらはぎのポンプ運動がスムーズに行われなくなり、その結果足がむくみやすくなるのです。
体が冷えると、よりむくみを助長してしまうということ、ご存じでしたか?
エアコンなどの空調が良く効いた場所では、体が冷えてさらに血流が悪くなります。
たとえば、エアコンを使用した室内で長時間過ごしているときに、体の冷えとともに筋肉の緊張を感じることはないでしょうか。
筋肉が緊張すると、ただでさえ悪くなっている血流がさらに滞るようになり、よりむくみが起こりやすくなります。
つまり、座り過ぎや冷えといったダブルパンチで、足の痺れやむくみに拍車をかけてしまうということなのです。
また、冷えやむくみは女性に多く聞きますが、それは男性に比べて女性の方が全身の筋肉量が少ないためだと考えられています。
女性は男性よりも10%ほど筋肉量が少ないといわれており、高齢になるほど筋肉量はさらに少なくなっていきます。
すると、ふくらはぎのポンプ機能はさらに弱まり、ますますむくみが起こりやすくなります。
それは、筋肉には、血液を心臓へと送り出す機能もあるため、筋力が衰えるとその機能も低下してしまうからです。
また、筋肉には熱を生み出す機能もあるため、運動不足や老化による筋力の低下は、これまで以上の冷えや血行不良へとつながってしまうのです。
足の痺れやむくみに、血行不良が大きく関わっていることがわかりました。
次の章では、足痺れやむくみに対する具体的な対策方法についてご紹介しています。
足の痺れやむくみ防止には、まず運動を!
様々なテクノロジーが進化した現代社会では、3人に1人が運動不足であるといわれています。
デスクワークやテレワークの普及で、一日の外出がコンビニだけ、もしくはまったく外出しない日が多い、という方も大変増えています。
今は、足の症状が痺れやむくみだけで収まっていても、いずれそれが動脈硬化や高血圧、脳梗塞や心筋梗塞へと繋がることもあります。
また、血液の流れが滞るということは、最悪の場合死へ直結してしまうこともあるのです。
痺れやむくみは、体からのシグナルです。
見逃さず、「おかしいな」と思うときには医療機関の受診を、また日頃から体を動かして、痺れやむくみを予防しましょう。
たとえ短い時間であっても、運動をすることで交感神経が優位になり、色んな物事をポジティブに考えられるようになることがわかっています。
交感神経は、心身を活発にする自律神経系を構成する神経の一つで、運動をすることでストレスに強い心身を造ることができます。
また、日常的に運動を続けることで、ストレスを解消する脳内物質や、疲労回復に効果のあるホルモンが安定して供給され、また運動の心地良い疲労感から体が睡眠を求め、質の良い睡眠をとることもできます。
なお、ハーバード大学での研究では、普段から運動などで体をよく動かしている人は、うつ病の患者数が20~30%低いという結果も報告されています。
程良い疲労感から質の良い睡眠がとれることは、翌日の目覚めが良くなったり、頭が良く働くようになったりする効果も得られるため、生活の質を向上させることが期待できます。
たとえば、なかなか寝付けなかった、睡眠中に何度も起きてしまう、予定よりも早く目が覚めてしまったなどの状態が続くと、日中に眠気が起こって頭がぼーっとすることがありますよね?
そしてもうひとつ、運動不足と不眠にも大きな関係があり、日頃から運動の習慣がある人は、ない人に比べると、より深い睡眠をとることができるといわれています。
また、日中の運動も効果的ですが、睡眠の3時間前までに、あしふみやウォーキングといった「有酸素運動」を行うと、より良い睡眠が期待できるそうです。
とはいえ、一過性の運動であったり、やったりやらなかったりする運動では、思うような効果を得ることが難しいでしょう。
大切なことは、「運動の習慣化」ですので、運動を実践するなら、できるだけ毎日継続して行うことを心がけましょう。
このように、運動には痺れやむくみの予防だけでなく、睡眠の質の向上にも効果を発揮するのですね。
そうとわかれば、ぜひ運動を習慣付けたいですよね!
足は重力によって血液が溜まりやすい場所。
心臓から送り出された血液は下へ下へと流れ、足の筋肉によって心臓へと送り返されます。
こうして血液は体中を巡って、体内を循環しています。
しかし、立ちっぱなしや座りっぱなしの状態のときには、足の筋肉が動いていないため血流は滞りむくみを引き起こしてしまいます。
血液の中には、余分な水分や老廃物も含まれるため、こうした不要なものが溜まってむくみとならないよう、運動で血流の流れを改善することが大切です。
それにより、血流が止まって起こる痺れを緩和することができるでしょう。
日常的に足の筋肉を鍛えていれば、ポンプ機能も次第に強化され、血液循環機能の向上にも役立ちます。
では、具体的にどのような運動をすれば良いのでしょうか。
おすすめは、ふくらはぎの筋肉を使うスクワットや多くの酸素を使う「有酸素運動」のあしふみ、ウォーキングやジョギングなどです。
これらは、運動が苦手な方でも比較的実践しやすいというメリットがありますので、まずは1日短時間から始めてみてください。
初めから激しい運動はかえって負担となり、怪我の原因となることもあるので、始めやすい運動からやってみることをおすすめします。
足の痺れやむくみを感じたときには、足全体をやさしくマッサージするという方法もおすすめです。
血管の圧迫により痺れている場合は、立ち上がったりして、血液の流れを元に戻すことで緩和されます。
血液の流れが滞ったことによるむくみは、ふくらはぎ周辺を上から下へ、下から上へとこするようにマッサージすると、血液循環が改善されてむくみにくい体を手に入れることができます。
仕事で座りっぱなしの多い方や、運動量の少ないお年寄りの方も、時間を決めて行うようにすると、血流が止まった状態が長くなるのを防ぐことができます。
痺れやむくみの予防にも、運動を習慣付けたいですね。
とはいえ、今まで日常的な運動の経験がないと、何をどのようにして続けたら良いのか、全くわからないという方も多いはず。
そのような方は、まずは続けやすさを重視して、室内での運動から始めてみるのも良いかもしれません。
室内での運動なら、天候を気にすることもなく、ご自宅や職場、外出先でも行うことができます。
つまり、三日坊主にならず続けやすいということですね。
酸素を多く取り込める有酸素運動の推奨時間は15分~30分程といわれています。
運動に慣れていない方は、まずは始めやすい有酸素運動として、座った状態からその場であしふみをしたり、スクワットや段差を上り下りしたりといった運動を実践してみましょう。
また、天気の良い日には、少し遠くまで散歩をしたり、体力や時間に余裕が出てきたら、ウォーキングやジョギングをしたりするというように、徐々に挑戦してみると良いかもしれません。
その方の生活状況やライフスタイルにもよりますが、運動のための時間は多すぎても少なすぎても良くありません。
あまりきつい運動を続けてしまうと、疲労が解消される前に蓄積されていき、これが習慣化してしまうと、乳酸などの疲労物質が溜まってしまい、疲れやすくなったり身体が重く感じたりしてしまうことがあります。
このことからも、適度な運動こそが、健康のカギであることがわかりますね。
高齢になってくると、徐々に足や腰、膝などを悪くされて外出もままならいことも多くなってきますよね。
また、大きな病気や怪我をきっかけに、外出が困難になったり、運動を諦めてしまったりする方もたくさんおられます。
そうなってくると、一日中家の中で過ごしたり、立ったり歩いたりすることもほとんど無くなってしまい、座り過ぎや運動不足から、血行不良、足の痺れやむくみ、また認知機能にも影響してしまうこともあります。
運動は痺れやむくみだけでなく、認知機能にも効果があるとされています。
日頃から適度な運動を心掛けることは、認知機能にもとても大きな効果をもたらします。
米国の研究では、たった10分歩くだけで記憶力が25%も向上することが報告されています。
これは、血行が促進されることにより、血液中の栄養や酸素が十分に脳へと送り届けられ、脳が活性化するために必要であるともいわれています。
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足を乗せるだけで動き出すやさしい構造と、高い健康効果から、若い方からお年寄りの方まで、幅広い年齢の方々からご支持をいただき、リハビリの現場でもご活用いただいています。
高齢者の方も働き盛りの方も、日頃の生活から足の痺れやむくみを引き起こす原因については、いずれも運動不足や筋力の低下といった、似通った部分が少なからずあるのではないでしょうか?
また、脚の痺れやむくみが長引くことで、健康に大きな影響をもたらすこともあります。
特に足の痺れやむくみが悪化した場合には、そのまま歩行困難になるリスクが否めません。
そうならないためには、無理なく行える運動を生活に取り入れて、短時間であっても毎日実践することが大切なのです。
足の痺れやむくみの原因のひとつである血行不良を根本から改善し、健康的に送れる毎日を目指しましょう。
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