2020.09.14 変形性関節症

変形性膝関節症の最新治療とは?方法やメリット・デメリットを解説

手術はもう古い?変形性膝関節症の最新治療をご紹介

 

 

保存療法や運動療法では変形性膝関節症の改善が難しい、あるいは、症状が進行してすでに骨が変形している場合では手術で改善を目指すというのが、従来の治療方法でした。

 

しかし近年では、医療技術が向上し、最新鋭の技術を駆使して変形性膝関節症の改善を目指せるのです。

 

それではまず、変形性膝関節症の最新治療からご紹介していきましょう。

 

 

PRP療法

 

 

PRP療法は多血小板血漿療法といい、ご自身から採取した血液から血小板を取り出し、これを患部に注入することで変形性膝関節症の改善を行う治療です。

 

血小板に含まれている成長因子には、損傷した組織の回復作用があるため、手術をすることなく症状の改善を行えるのです。

 

また、この治療はご自身の血液成分を使用するため、人体への安全性が高いというメリットもあります。

 

PRP療法は美容整形にも用いられる治療ですので、膝関節のエイジングケアにも役立つでしょう。

 

なお、この治療では血液の採取から中雅での所要時間が2時間程度ですので、最短時間で最新治療を受けたい方には特におすすめできるでしょう。

 

 

幹細胞療法

 

 

幹細胞療法はPRP療法とよく似ていますが、PRP療法が血液を使用するのに対し、幹細胞療法では脂肪を使用するという違いがあります。

 

この治療では、お腹や太ももなどの脂肪が多い部分から少量の脂肪を採取して、その中から幹細胞を取り出して約6週間培養、その後に膝関節に注入します。

 

そして、幹細胞の働きによって徐々に膝関節の状態が改善され、痛みも軽減されるのです。

 

なお、脂肪の採取は手術ではなく注射器が用いられるため、入院の必要はありません。

 

幹細胞療法はプロのアスリートにも用いられることがある治療のため、その信頼性は高いと判断できるでしょう。

 

ただし、幹細胞の培養時間が少々長いため、お急ぎの場合ではPRP療法のほうがおすすめできるかもしれません。

 

 

これらはいずれも再生医療と呼ばれ、変形性膝関節症の改善に大きな期待が寄せられています。

 

 

変形性膝関節症の最新治療・メリットとデメリット

 

変形性膝関節症の最新治療・メリットとデメリット

 

それでは次に、変形性膝関節症の最新治療には、どのようなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう。

 

 

最新治療のメリット

 

 

変形性膝関節症の最新治療は、保存療法や運動療法とは異なった概念で行われるもので、以下のメリットがあります。

 

 

身体への負担が軽い

 

 

今回ご紹介した最新治療は、ご自身の血液または脂肪を使用するもので、自己治癒力を最大限に引き出しながら症状を改善できます。

 

手術では人工関節という異物を埋め込むため、体質によっては異物反応が現れるリスクがありますが、最新治療ではその心配がありません。

 

また、手術では長期に及ぶリハビリが必要になることがありますが、最新治療では手術よりもリハビリ期間が短いというメリットもあります。

 

 

比較的短期間で治療効果を実感できる

 

 

最新治療の効果の現れ方については、もちろん個人差があります。

 

しかし、もともとご自身の体内にあった血液や脂肪から抽出した成分を注入するため、早い段階で炎症や痛みといった変形性膝関節症特有の症状を改善できます。

 

手術の場合では入院が必要になり、場合によっては長期入院になる可能性がありますが、最新治療では入院の必要がなく、通院のみで改善を目指せるのです。

 

 

最新治療のデメリット

 

 

変形性膝関節症の最新治療には素晴らしいメリットがありますが、その反面デメリットがないわけではありません。
では、それはどのような点なのでしょうか。

 

 

取り扱い医療機関が少ないのが現状

 

 

東京や大阪などの都市部では、すでに変形性膝関節症の最新治療を取り入れている医療機関をいくつか見かけます。

 

しかしこのような都市部でも、最新治療の取り扱いがある医療機関はまだまだ少ないというのが現状なのです。

 

変形性膝関節症の最新治療には通院が必要ですので、あまり遠方の医療機関を選ぶと、通院が困難になることがあります。

 

最新治療後の通院は、1カ月後、3カ月後、6カ月後、12カ月後となることが多く、その間には血液検査やMRI検査などが行われるため、どうしても通院が必要になるのです。

 

変形性膝関節症の最新治療を希望される場合には、できるだけお住まいから近い医療機関を探して、通院の負担を軽減させておくことが大切です。

 

 

全般的に費用が高額

 

 

変形性膝関節症の最新治療は自由診療(自費診療)となるため、高額な費用がかかります。

 

費用については各医療機関によってばらつきかあるものの、最低でも45万円、高額なところでは100万円以上に設定されている場合もあります。

 

このように、10万円を超える高額な費用が必要になる場合、確定申告時に医療費控除で還付金を受けることができますが、すべての費用が戻ってくるわけではありません。

 

詳細については、医療機関に相談するか、税理士事務所などに相談して確認してみると良いでしょう。

 

なお、還付金を受け取るためには医療機関からの領収書が必要ですので、忘れずに受け取っておいてくださいね。

 

 

目新しい治療があることを知ると、どうしてもメリットの部分だけに目を向けがちです。

 

しかし、デメリットについてもしっかり理解していないと、治療を受けられる病院が見つからない、あるいは費用が高額すぎて手が届かないなどでがっかりすることになりかねません。

 

変形性膝関節症の最新治療をお望みなら、デメリットについてもきちんと理解しておきましょう。

 

 

変形性膝関節症の最新治療はじっくり検討しましょう

 

変形性膝関節症の最新治療はじっくり検討しましょう

 

手術をせず、しかも短期間で変形性膝関節症の改善を目指せる最新治療は、長期間症状に苦しめられてきた方にとっては、まさに救世主のような治療だといえるでしょう。

 

しかし、メリットが多い最新治療でも、取り扱いがある医療機関が少なく、治療費が高額というデメリットもあるのです。

 

もちろん、費用が高額になったとしても、長年の苦しみから解放されるなら安いものだという考え方もあります。

 

いずれにしても、費用が高額、複数回の通院が必要という部分を考えるなら、変形性膝関節症の最新治療は慎重に検討すべき治療だといえるでしょう。

 

 

まとめ

 

 

ついに、変形性膝関節症の治療に再生医療が参入!こう聞くと興味が刺激されますし、辛い症状が改善されるなら受けてみたいと考えますよね?

 

変形性久関節症の最新治療は、自分の体内の成分を使用するため安全性が高く、異物反応が起こる心配がほぼないというメリットがあります。

 

また、比較的早い段階で改善効果を実感できるという点も、大きなメリットだといえるでしょう。

 

しかしその反面、取り扱い医療機関そのものが少ない、全般的に費用が高額という、見逃せないデメリットもあるのです。

 

変形性久関節症の最新治療をお望みの方は、まずはお住まいの近くに最新治療の取り扱いがある医療機関があるかを確認してみてください。

 

もし見つかったなら、医療機関に問い合わせて、費用や通院期間、通院回数などの詳細について確認し、じっくりと治療を受けるかどうかを検討することをおすすめします。

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