変形性膝関節症と筋力低下は、少し考えただけではあまり関係ないように思えますね。
しかし実際は、変形性膝関節症を発症すると筋力低下が起こって、日常生活に支障をきたすリスクが高まるのです。
それではまず、変形性膝関節症で筋力低下が起こる原因からご紹介しましょう。
膝関節に強い痛みがあると、どのような動作が多くなるのでしょうか。
膝関節をかばうように前傾姿勢になったり、内股になったりしないでしょうか?
実は、このような姿勢が習慣化すると、膝関節付近の筋肉がこわばって硬くなります。
すると、太腿の筋肉の運動量が減って筋力低下の原因になるのです。
変形性膝関節症で強い痛みが出ると、膝関節をかばう動作が増えます。
そして、それと並行するように、運動を避ける、なるべく歩かないなどの行動が目立ってくることがあります。
すると当然のことながら、以前よりも筋肉を使う機会が減り、筋力の低下につながります。
筋力低下の原因について、ご理解いただけたのではないでしょうか。
では、筋力が低下するとどのようなリスクが高まるのでしょうか?
筋力が低下すると、ちょっと動いただけでも疲れやすくなります。
すると今度は、身体を動かすこと自体が億劫になって、歩くのもめんどうになることがあります。
こうなると、筋力の低下だけでなく運動不足という問題も持ち上がり、消費カロリーも大幅に減ります。
そして、そのあとに待っているのが肥満です。
体重が増加するとさらに膝関節に負担がかかることになり、変形性膝関節症が重症化するリスクが高まります。
つまり、変形性膝関節症で痛みが出ているときでも、適度な運動を行って筋力低下を防がなくてはならないということですね。
膝関節が痛くても普通に歩けていれば、歩行困難といわれても実感が湧かないでしょう。
しかし、そこで油断して症状が進行すると、あっという間に歩行困難になって後悔することになりかねません。
たとえば、膝の痛みをかばって歩くとき、腿を持ち上げにくい、あるいは、擦り足になっていることはないでしょうか?もしもこのような状態が起こっているなら、すでに足の筋力低下が始まっていると考える必要があるでしょう。
そして、この状態をそのままにしていると、やがて歩行困難になってしまうリスクが高まるのです。
変形性膝関節症からの筋力低下がいかに恐ろしいか、よくわかりましたね。
つまり、変形性膝関節症の発症がわかった時点で、筋力低下を防ぐための対策をする必要があるということです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
それは、「膝に大きな負担をかけない運動をする」ということです。
詳しい運動方法については別の記事でご紹介していますので、ぜひ確認してくださいね。
変形性膝関節症の診断を受けても、症状が軽ければ筋力低下や歩行困難といわれてもピンときませんよね?
しかし、症状が軽いからといって何も対策をせずに過ごしていると、いきなり強い痛みが発生したり、膝関節が変形したり、歩行困難になったりするリスクが高まるのです。
そうならないためには、膝関節に無理な負担をかけない運動を行うことが先決です。
歩けなくなった自分を想像してみてください。怖いですよね?
それなら、今日からできる運動を実践して、変形性膝関節症からの筋力低下を防ぎましょう。
ただし、簡単な運動でも困難さを感じる場合には、自己判断で運動するのではなく、専門家の指導を受けながら実践するよう注意してくださいね。
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